ドイツ山岳帽の後にメンテしたのは、オフタイムに愛用している、チロリアンシューズ深型です。

これは4年ほど前、巣鴨の『ゴロー』で誂えた物です。



甲高幅広の典型的な旧日本人の足型をしている私は、足に合う靴を見つけるのに苦労するのが常で、合わない靴を履くと靴の中が血塗れの惨劇状態になります。(苦笑)


『ゴロー』は登山家の植村直己さんがここの登山靴を愛用していたことで有名ですが、登山靴以外にも街歩き用のカジュアル、ビジネス等の靴も作っています。


元々、実用性重視の靴屋さんだけに正直、デザインは野暮ったく、革も買ったばかりの段階では安っぽい質感で、好みが分かれると思います。

しかし『コロニル』のアクティブレザーワックスで手入れを繰り返すうち、オイルが革に浸透して質感が段々と変わってきて、若干ですが高級感が出てきました。(こうした質感を求めることが野暮かも知れませんが…)


あと、オリジナルの靴紐はコットンの平紐ですが、こちらも色合いが安っぽく、経年劣化で解け易くなる癖があったため、コットンの丸紐を探したところ、『pedag』というドイツ製の物が見つかり、そちらに変えてあります。

色合いも靴に馴染んで、靴全体が落ち着いた印象になりました。


私は自分の足に合うこと、さらに丈夫で長持ちすることを靴選びの基本にしているので、この靴は買って大正解でした。