走りたい道その2。県道248号。
その入口の雰囲気は良し。看板も良し。いかにも狭そうで期待が膨らむ。(←病気)


通行○○の看板。その空白部分を想像する。
通行危険?通行不可?通行禁止?通行注意?通行するの?通行マジで?
そりゃ行くとも。わざわざ走りに来ているんだから。


杉林の中。狭い。滑る。
ザ・険道という感じ。


この道は初めてだが、この時代なので情報はある。
未舗装の区間が残っていること。9連ヘアピンがあること。
写真は4つ目のヘアピン。美しい。
KSR号は保護色で、森の緑と同化している。どうかしている?


6つ目のヘアピン。素晴らしい急カーブ具合。
ちなみにKSRの全長は1660mm。これは普通車ならたぶん一発では曲がれない。


ダートはまだか、と走ると、とうとうヘアピンの8つ目をクリアしてしまい、あきらめかけた時、やっと舗装が切れた。


最終9つ目のヘアピンが、写真クイズの④。
答えは県道248号。


もうヘアピンも無い。ここまででだいぶ標高を上げている。
未舗装の林道の雰囲気が良い感じ。
だが、もうダート区間は数百メートルしか残っていない。
何か、せっかく残ったダートの道路を、アスファルト舗装してくる怪物がいて、どんどん後ろから敷き固めてくるようなイメージ。


2車線の国道に合流して、険道248号は終了。
ダート区間が残っているうちに走れて良かったとも言えるが、もう虫の息だ。
福井県という怪物が本気を出したら、あと1回の工事で舗装化は完了するだろう。
この短い道路を舗装する意味合いはよく分からないが、舗装怪獣と戦う意志も特には無い。これが県道という括りの道だからそう思うだけのこと。時代の流れというやつだ。
自然と人間の共生という意味で考えると、人工物は全て人間という怪物が生み出したものに思えてくる。