まずは前回の正解発表からまいりましょう。
第914問 正解:樋口可南子
夫はコピーライターとして有名な糸井重里氏です。
それでは本日の問題です、第915問!
テレビ番組「水曜どうでしょう」に出演していた、大泉洋や安田顕らが所属している、
ノース・アクターズ・クラブ・スペシャルの頭文字から名付けられた劇団は何でしょう?
久しぶりに仕事の話でも。
現在勤務校にて、全学科1年次学生が受講する、就職に向け身につける習慣や心構えを
教える講義を担当しています。 その中で、自分の長所、強み、モットーなどを1分で発表する
課題を出しているのですが、私がその際に学生に話しているのが「聞き手を意識する」こと。
自分は知っていて当たり前のことを、相手は知っているとは限らない。 むしろ、相手は知らない
ことを前提として、相手に知ってもらうために伝える方を考えよう、というワークを行っています。
例えば「数多くの資格を取得しました」という表現。 多くの就活生が、PRするために使いますが、
この「数多く」から連想する数値は、現在の環境、これまでの生き方によって、差が生じます。
私の前任校、会計系専門学校での「数多く」は10~20でした。 これが現在の勤務校では
5~10です。 講義中に学生へ質問してみたら、見事にバラつきました。 それ故、伝えるときは、
意識して具体的な数字や固有名詞を使わないと、誤解が生じるということを話しています。
昨日、こんな話をした講義の終了後、学生の会話に耳を傾けると、こんな会話をしていました。
「○○、どうだった?」「良かったよ」 私たちも普段何気なく、こんな会話をしていますよね。
良かったという感想を聞き、それで満足してしまうパターンです。 そして、具体的に何が
良かったのか分からず終い・・・ しかし、この会話、回答よりも質問に問題がありますよね。
「どうだった」 ・・・ この言葉は、相手の感想を聞くことは出来るが、どのように感じたのか、
思ったのか知ることはできません。 また「どう?」と聞かれたとき、何を答えれば良いのか
迷いますよね。 質問も「答える側を意識する」。 自戒も込めて記し、締めたいと思います。