過去にはウルトラマン80のスーツに入っていたり、2時間ドラマでは度々落命していたという経歴も持っていた。福岡市に移住してからは、現在も続くテレビ西日本「ももち浜ストア」やRKBテレビ「探検!九州」のメインキャスターも務め、朝の顔として地元の主婦層の人気を得た事は北部九州に住む人の多くがご存じであろう。その福田健次氏がこの春に北九州市に隣接する中間市に移り住み、そして市長選挙に出馬して見事に当選を果たしたというから、もうこれは素晴らしき出世物語である。
それまで中間はロケで来た程度で、縁はあまりない福田氏であったが、「タレント活動時の恩人に中間市の出身者が多かった縁もあって、恩返しのつもりで出馬した」とその理由を語っていた。最も彼にご熱心であったのが、RKBの野球解説者であった島田誠氏であったが、島田氏の説得に応じた福田氏は中間へとやってきて準備を進めていく。そして、前任者であった松下俊男氏が病で身罷った事で選挙の投票日が早まり、出馬と相成った。市長選では佐々木晴一氏と田口善大氏の地元勢が対抗馬として登場したが、草の根の選挙運動で有権者1人ひとりと接し、頼まれれば写真撮影にも応じて「おみやげは、無事が良いのよ」と一声掛ける。いろいろな噂はあった人であるが、テレビでの知名度もあって、結果は対抗馬に差を付けて勝利したのは言うまでもない。
市長として初めての登庁で花束を受け取るなど歓迎を受けた福田氏であるが、開口一番「中間に眠っている財産を掘り起こし、新たな魅力を創出して市民に愛され、市外に憧れられるようなまちづくりを行う」と語る。公約である小学校や中学校の給食完全無料化や高齢者福祉の充実、市民病院の建て替えに観光の面(目立ったものは、世界遺産に登録された遠賀川のポンプ場くらいのものである)など市政面での課題は山積するが、今後は1つずつ解決していく事が肝要であろう。
高倉健氏やオリックスバファローズの監督であった仰木彬氏を輩出した人口4万強の都市、中間。その舵取りを任された福田氏の市長としての戦いは、今始まった。
それまで中間はロケで来た程度で、縁はあまりない福田氏であったが、「タレント活動時の恩人に中間市の出身者が多かった縁もあって、恩返しのつもりで出馬した」とその理由を語っていた。最も彼にご熱心であったのが、RKBの野球解説者であった島田誠氏であったが、島田氏の説得に応じた福田氏は中間へとやってきて準備を進めていく。そして、前任者であった松下俊男氏が病で身罷った事で選挙の投票日が早まり、出馬と相成った。市長選では佐々木晴一氏と田口善大氏の地元勢が対抗馬として登場したが、草の根の選挙運動で有権者1人ひとりと接し、頼まれれば写真撮影にも応じて「おみやげは、無事が良いのよ」と一声掛ける。いろいろな噂はあった人であるが、テレビでの知名度もあって、結果は対抗馬に差を付けて勝利したのは言うまでもない。
市長として初めての登庁で花束を受け取るなど歓迎を受けた福田氏であるが、開口一番「中間に眠っている財産を掘り起こし、新たな魅力を創出して市民に愛され、市外に憧れられるようなまちづくりを行う」と語る。公約である小学校や中学校の給食完全無料化や高齢者福祉の充実、市民病院の建て替えに観光の面(目立ったものは、世界遺産に登録された遠賀川のポンプ場くらいのものである)など市政面での課題は山積するが、今後は1つずつ解決していく事が肝要であろう。
高倉健氏やオリックスバファローズの監督であった仰木彬氏を輩出した人口4万強の都市、中間。その舵取りを任された福田氏の市長としての戦いは、今始まった。