御殿橋は国道473号を東栄町から設楽町方面へ走り、中設楽交差点で重複していた国道151号と分かれて橋を二つ渡ったあと右へ分岐する町道に架かる橋。
よくある旧道の橋というやつ&近場というのもあって長らくスルーしていたのですが、行ってみると幾らか発見がありました。
まず親柱がデカイ!
(デカイ理由は後でわかります)
銘板は劣化して虫食い状態でしたが、現地で頑張って読んだりQ地図さんからの情報曰く
御殿橋
みどのはし
昭和12年?月竣工?
振草川(※大千瀬川上流部の別名)
と記してあるっぽい。
さてさて、橋の形式は…
なんとこれアーチ橋!
立派な充腹式上路アーチ橋だぁ!(*´▽`*)
コンクリート造だけどアーチリブとピラスターの飾りも備えていて素晴らしい!
なるほど、ピラスターがそのまま親柱になっている意匠だからデカいんだね。
橋の下より。
すぐ隣には水道管橋が架かっているのだけど、なんだか上路トラスでも架かっていたかのような橋台だなぁ…
ちなみに明治41年測量の地形図にはすでに橋が描かれているので旧橋の可能性は高い。
でも地形図を測量した時点で架かっていたのは、この旧橋ではないかもしれない。
だってここには、
木橋らしき橋脚の基礎も残っているんですよ。
変遷としては
木橋→トラス?→アーチ(現)
かな?
真相は東栄町史でも見ないとわからないけどね。
謎は残りまくりましたが、最後に三世代?を一枚に収めた写真を貼って終わりにします。