今月の初めに仕込んだ梅シロップ
砂糖も氷砂糖も融けて
茶色のシロップが出来上がった
砂糖をまぶした梅のような状態から
シロップが梅全体に行き渡るように
毎日毎日瓶を揺すった
腐らせないように
カビが来ないようにと思いながら
砂糖が少なかったかしら?
ううん、大丈夫。梅は抗菌作用が強いもの
ハチミツだって入れたんだし…
発酵しないかしら?
テキストにはお酢を結構たっぷりだったけど
私は5倍酢をほんの少しにした
日々いろいろ不安や期待を楽しんだ
だんだんと梅が萎んで
シロップが増えてきた
そのうちに
シロップの中に梅が浮かんでいる状態になってきた
もう、そろそろかな…
萎んだ梅を一粒食べてみる
種の回りに強烈な酸味が残っているものの
う~ん…もう全然おいしくない
父も一粒
「はあ(もう)、こりゃあ梅じゃないで。梅の成分は全部出とる。
実もありゃあせん。皮ばっかりで」
ザルにシロップを空けて
空き瓶に移す
ちょうど一升できあがった
さて、萎んだ梅をどうしようっか…
少し水を足して湯がいてみた
またふっくらとしてきた
よし、大丈夫。梅ジャムを作ろう
少し水にかして
圧力鍋で煮て
また味噌こしで種を外し
ジャムを作った
味、香り…
今までで一番の梅ジャムが出来上がった
梅シロップを作った瓶を洗い
「ふう。もうこれで終わりか…。残念なの」
思わず口をついて出た
通りがかった父が笑う
「そがなもんよ。毎日毎日観察しようったけえの。
できたら終わりようの」
