【報告】相模女子大学大学院社会起業研究科のフォーラム
10月25日【報告】相模女子大学大学院社会起業研究科のフォーラム
今日の相模女子大学大学院社会起業研究科のフォーラムをご視聴いただいた方、ありがとうございました。
テーマは『14 歳からホームレス問題に向き合ってきた川口加奈さんが見つけた「働くこと」の意味』です。中学2年で釜ヶ崎地区のホームレス支援活動に参加し、大学在学中に「Homedoor(ホームドア)」を設立した川口さんとトーク。私も毎月千円、おっちゃんたちのために寄付しています。
時間ははみ出てしまってごめんね。
以下、これはと思ったことシェアしますね。
・コロナで相談者が急増。半年で600人を超える。相談員などの増強も必要。コロナで事業がないNPOから人材マッチングで副業人材を借りることができた。
・相談者は高齢の路上生活者だけでなく、10代から様々な人がくる。かなちゃんと同じ歳の女性も!ホームレスの女性は2%だが、Homedoorは女性の相談者が2,3割と多いことが特徴。
・Homedoorは自主事業で運営。コロナで自転車利用が増え、Homedoorが運営するハブチャリ(おっちゃんたちを雇用しているシェアサイクル事業)の売り上げも増えて、相談増、ホテル利用の一時滞在所なども対応することができた。
・高校生の時に描いた夢の8割が実現できている。5階建てのビルをかり、オフィス、一時滞在の個室を確保。1000人が一月千円を継続寄付する仕組みで実現。
・コロナ給付金を住所がない人は受け取ることができず、NPOなどで声をあげ、居住実態のない支援団体などの住所で給付金を受けて取れるように。Homedoorが運営するアンドセンターで30名ほどが給付金を受け取ることができて、それをきっかけに路上生活を脱出した人も。10万円は大きかった・・・
・若く起業することのメリットデメリット
大学生で起業したが、早い事はいい事だった。若いと目立つので注目してもらえる。デメリットは行政などの助成金がもらいにくい事。その代わり大学生向けの「ビジコン」に出て、ビジコンキラーと呼ばれた。ピッチプレゼンもその時に磨かれた。
とにかく、相談にきたら、温かい食事があり、布団で寝て、個室で2週間、先を考えることができる場所がある・・・これがいかに重要なことか、川口さんが見せてくれたビデオの中の人たちの笑顔が教えてくれました。
寄付は常時受付中。自主事業だけで回しているって本当にすごいです。
かなちゃん、初の著書もよろしく!
『14歳で“おっちゃん”と出会ってから、
15年考えつづけてやっと見つけた「働く意味」』
<ソフトカバー>
<kindle>