ユニリーバ ダヴメン+ケア男性の育児休暇 意見交換会 | 白河桃子オフィシャルブログPowered by Ameba

ユニリーバ ダヴメン+ケア男性の育児休暇 意見交換会

ユニリーバ ダヴメン+ケア男性の育児休暇 意見交換会に行ってきました。働き方改革のnextテーマはズバリ「男性育休」多くの業界が100%達成を競うようになると思います。

 

すでに「義務化」をしている企業は積水ハウス、大同生命、リクルートコミュニケーションズ。
100%達成企業は、大和証券、丸井など続々と・・・

「男性育休義務化」の議連も立ち上がろうとし、今年は大きなムーブメントが起きそうな予感です。その動きの一つが木曜日のユニリーバのこのイベント。WAAで働く場所の柔軟化を促し、自社だけでなく大きなムーブメントを起こしたユニリーバがついに男性育休に参入。大きな影響がありそうです。

 

ユニリーバの 島田 由香 (Yuka Shimada)さんから、男性の希望として8割が取得したいのに5%しか取っていない男性育休の現状を説明。そこでユニリーバとしては、3つのアプローチをします。

1)知ってもらう:意見交換会や動画配信(男性育児休暇体験談)
2)魅力を伝える:山田選手(ラクビープレイヤー)の動画インタビュー。「大会に出ない時期もあるが、その後逆に集中していける。ふたりでやっていくのが育児だ」
3)実現させる:自社から

3)としてユニリーバの新人事制度(4月1日からスタート)を発表。

育休の有給部分 2週間→3週間に拡大
 取得方法 半日就業ならトータル6週間

とりにくさの理由を調べたら「周りの人に迷惑、給与が出ないことを懸念」が二大ハードル。そこで有給部分を拡大したそうです。

ユニリーバでは2年間で48%が取得(2週間から一日単位)ており、100%を目指すと宣言しました。

 

島田さん「制度はどんどん変えていくべきで、3週間の男性育休はグローバルな動きでもある」

その後のパネルでは パナソニック株式会社 コーポレート戦略本部 人材戦略部 部長 三島 茂樹 さん・サイボウズ株式会社 執行役員 事業支援本部長 中根 弓佳さん ・ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 取締役 人事総務本部長 島田 由香さん ・NPO法人ファザーリングジャパン ファウンダー/代表理事 安藤 哲也 さんが登場。

日本を代表する6万人の大企業であるパナソニックと、ITベンチャーからスタートしたサイボウズを両方呼ぶところがさすがです。

男性育休の効果について四人からは様々な知見が出ました。印象的な意見をシェアします。

安藤「介護へのトレーニングになる。男性育休をあたりまえにしないと、2025年に対応できない」
中根「3、40代の男性が休む。個人戦からチーム制になって情報共有が進み、個人メールでしか対応できないことはやめていく。個人からチームになると業務改善も進む」
三島「男性育休=人材開発。若い世代への支援にシフトしないと、採用もできないし、社会に貢献できない」

島田「疑いもしなかったことがガラリと変わる。当たり前が変わる」
安藤「それは男性育休がトリガーになる。男性育休は「留学」と呼んでいる。自分の中に哲学が生まれる」

島田「何を大事にしたいのか? 考えるとそこにパーパスが生まれる。ユニリーバはパーパスはを大事にしている。パーパスがあるブランドは54%も成果が違う。パーパスがある人や会社は繁栄し、長続きする」