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第三回一億総活躍国民会議

今日は第三回一億総活躍国民会議でした。


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今日は「一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策」が提出されて、それにたいして委員や大臣が意見をのべました。

第一回で提言した「ひとり親家庭の支援」「非正規の育児休業」」などについてははいっていました。二回目で提案した「三世帯近居同居支援だけでなく、遠方の親を呼び寄せる交通費負担や親を頼れない人用の外部サービスのバウチャーなども」というのは、入りませんでした。

委員からの提言としては、「妊娠、出産、育児休業等を理由とする不利益取り扱いなどを防止するため、法制度を含めて対応を検討」というところに注目しました。いわゆるマタハラ対策です。

産める時間は限られているので、マタハラ対策は「マタハラ・パタハラ防止年」などを設定し、緊急に集中して取り組んでほしい。セクハラはセクハラ防止の10項目が決められているので、マタハラも同じように、例えば『マタハラ・パタハラ研修の義務化」や「罰則の規定や周知」などを徹底してほしい。

マタハラ・パタハラ防止をすれば、若い世代は「仕事をしながら産んでいい」というメッセージを受け取り、派遣社員などが生活の基盤を奪われずにすみます。また活躍したい女性があきらめずにすむ。女性活躍推進にも男性の家事育児参加にも、少子化にも良い影響があります。

総理も「成長か分配か」ではなく『成長と分配の好循環」とスピーチされていたように、最低賃金の賃上げ、低年金受給者への支援、ひとり親や子どもの貧困対策、非正規の正規化など、再分配を促進しようという対策になっています。

介護サービスに対しては緊急対応として、約50万人分の介護保険事業計画を整備するとのこと。しかし今日広島から大規模介護サービスを運営する友人がきていて、たまたま話をしたところ、東京のサービス付き高齢者住宅などは「介護人材」が不足のため、受け入れができず、ガラガラだということ。人材にたいしてはどう対応するのか? 報酬を引き上げるのかなどの議論がまだまだ必要です。

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今後も5月の総活躍プランに向けて議論や実践者のヒアリングを行っていく予定とのことです。
アンケートなど今後もご協力をお願いいたします。

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