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フローレンス駒崎代表の各党子育て支援策比較によせて

NPOフローレンスの駒崎代表が各党の子育て支援政策を
比較しています。非常にわかりやすく、的確なコメント。ぜひご覧ください。

子育て支援NPO代表が斬る、衆院選子育てマニフェスト比較
http://www.facebook.com/photo.php?fbid=418436894896603&set=a.177482192325409.44163.100001908875239&type=1


私的には各党ともに「女性に働いてほしいのか?」「家で育ててほしいのか?」が
いまひとつぼんやりしているのが不満。

これからは「産んで働いてもらわないと日本は困ります。ですからできる限りの
便宜を図りますから、よろしくお願いします」とはっきりと打ち出してくれる党が
ひとつぐらいないものだろうか?

さらに「子ども」の持ち方、家族の多様化が進んでいます。

その時代の変化をきちんと見ているかどうかが気になります。
その観点でこの比較を見ると、

自民:
「子育てを幸せと実感できる「家族支援政策」」
というところが非常に気にかかります。標準家族が作れない人が多いから
少子化なわけで、この家族が「両親揃って」とかいう基準だと漏れてしまう
ところがたくさん出ます。また子育てを担うのは家族だけとは限りません。

民主:
「社会全体で子どもの育ちを支援する 」
これはすでに打ち出している路線でぶれていない。家族だけに子育てを
押しつけていない現実路線で好感が持てます。

前は自民と民主は子育て施策はそう差がなかったのですが、
差が見えてきたようです。

公明:
「不妊治療や不育症への支援の充実 - 不妊治療への公的支援を拡充します」
37人に1人が毎年高度生殖補助医療で産まれる現実を踏まえると、子どもも
「自然に」産まれるわけではないという多様化に対応しています。

日本未来の党:
「離婚・別居時に両親が子どもの共同養育計画を作成することを義務化する。」
これは素晴らしい。36%が離婚し、8割が養育費を貰えない。結婚は「している状態」
であり、「出入りがある」ことが前提になっています。それを認めた上で、
子どもの権利に配慮しています。結婚の入り口出口の整備についてちゃんと書いているのは
ここだけでした。

みんなの党:
「家族の在り方が多様化したことを受け止め、シングルマザーのみならずシングルファザーに対する支援を充実する。」
これも良いですね。家族の多様化をはっきりと打ち出しています。


新党日本:
「超少子・高齢社会に相応しい“老保一元化”の宅幼老所」
さすがユニーク! 実現の可能性があれば、すばらしい。
政府がやらなくても同様の試みは民間やNPOなどがやっているので
そちらを支援したらどうでしょうか?

家族や子どもの持ち方の多様性についていっているかという観点で比較してみました。
抜けている党は、その点では目立った記述がなかったところです。

良いとこどりしたいが、そうもいかないのが辛いところ・・・ とにかく選挙にいきましょう!