● 「コンフォートゾーンを広げる」は危険？認知科学が教える正しいゴール達成法
プロ歴14年、最新の認知科学に基づく気功とコーチング、
そして“10年後も使える”ビジネス実務とアカデミアを、
超具体的なステップでマスターする「なかだ塾」主宰の中田です。
■「なかだ塾ワークス コーチング編」プロファイリングのアップデート
先日は「なかだ塾ワークス コーチング編（プロファイリング）」でした＾＾
認知科学コーチングはここ数年で大きく進化し、次世代認知科学コーチングへとアップデートされています。
かつて買ったけれど分からないという要望を頂いて開催した「苫米地手帳2025解説セミナー」も懐かしいのですが、今回は**“コンフォートゾーンを広げる”から“コンフォートゾーンを狭めて上げる”へ**という重要な復習からスタートしました。
■大人は「コンフォートゾーンを広げてはいけない」
気功師やコーチの方が「コンフォートゾーンを広げましょう」と言っているのをよく見かけます。
年商数千万円の“プロ”でも、アップデートされていないケースが普通にあります。
しかし、ここに重大な落とし穴があります。
●コンフォートゾーンを広げるとどうなるか？
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現状がますます快適になる
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現状維持の力（ホメオスタシス）が強く働く
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現状の延長線上の外側のゴールから離れる
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認知戦でも負けやすくなる
つまり、ゴール達成がむしろ困難になるのです。
■事例：コンフォートゾーンを広げたサラリーマンの末路
ゴールがあって、会社を辞めたいサラリーマンがいたとします。
そこで「気功技術◯◯」を使って仕事の居心地がよくなったらどうなるか？
答えはシンプルです。
コンフォートゾーンが広がり、居心地が良くなり、辞めなくなる。
昇進したから副業を辞めた、という人に多いパターンもこれです。
コンフォートゾーンが広がってしまって、現状が居心地よくなってしまったために、ゴールを諦めることになってしまったのです。
■オーセンティック・コーチングにおける“白人と黒人”の例
白人のクラスに黒人が数人入ってきました。
数人の黒人が入ってくるだけならば、白人のコンフォートゾーンを維持することができます。
しかし、人数が増えてくるとどうでしょうか。コンフォートゾーンや現状を維持できなくなります。
「差別をやめましょう。黒人も同じ人間だ。（だから、数人は我慢しよう）」と言っていたのが、コンフォートゾーンを広げるというやり方なのです。
人数が増えると白人側のコンフォートゾーンが壊れるため、現状維持のための圧力が生まれます。
では、どうするべきか。
新しい世界観（コンフォートゾーン）を作る
差別という概念そのものを持たないクラスを作る。
これが**「コンフォートゾーンを狭くて、上げる」**ということです。
■なかだ塾流：コンフォートゾーンを狭めて上げるとは？
なかだ塾では、
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マスタークラスに参加する
→ コンフォートゾーンを狭めて“上げる”行為
一方で、
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別の先生に習いに行く
→ コンフォートゾーンを“広げる”行為になりやすい
この違いを徹底的に扱ってきました。
なかだ塾に参加している間だけでも、なかだ塾にエッセンシャル思考、もしくは人的資本を一極集中しましょう＾＾
■確信度の上げ方とは？
別の文脈ですが、「確信度を上げたい」と言っている人が逆のアプローチをしている姿をよく見かけます。
確信度を上げるために、
「あの人の講座も」「この先生の話も」と情報を増やす人は多いですが──
本当は逆なのです。
いろいろな先生に習うほど確信度は下がりますよね？
「これも良さそう」「あれも良さそう」と揺れるからですね（笑）
確信度を上げる方法は別にあります（より詳しくはなかだ塾本編で！）
別の先生に習えば、習うほど、確信度は下がっていくのです。
■いま居心地が悪いなら、それは“抜け出すべき現状”
コンフォートゾーンの居心地が悪いのは、
そこに“理由”があるからです。
居心地の悪さこそ、
あなたがいま抜けるべき現状であり、
ゴール側からの“引力のサイン”です。
■参加者の気付き：美容気功を深堀しない理由
セミナー参加者からこんな感想をいただきました。
コンフォートゾーンを狭めて上げる事を自分で考えると、 美容気功のジャンルでトップに入るという事になるのかなと 思いました。 しかし最近今一つ気持ちがゾーンに入らない 原因を考えていたのですが、 忙しさもありますが、美容気功にさほど興味がない事 に気づきました。 美容は嫌いでもないけど、好きほども無かったんだと。
実はこれは、講座作成の段階で僕も感じていました。
深堀りされていなかったので、
「興味が薄い」ということはすぐわかります。
アドバイスしないコーチングで見守っていましたが、
ご自身で気づかれて本当によかったです＾＾
■最後に：ゴールに近づけない人がまず見るべき一点
もしもいま、
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ゴールに近づかない
-
気持ちが乗らない
-
行動が続かない
と感じているなら──
一度、「コンフォートゾーンを広げていないか？」を再確認してください。
『もしもいま、なかなかゴールに近づくことができないという人がいたら、
一度、コンフォートゾーンを広げていないか、再確認をしましょう。（オーセンティック・コーチングp167）』
まさにこの一文にすべてが凝縮されています。
セミナーでも、「ワークとして、コンフォートゾーンを広げていないか確認しましょう」と言いましたが、本日再読していて、同じ文章が書いてあったことには、驚きました。笑
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