● 集中すべき時に分散する人へ──“合理性のない選択”がゴールを遠ざける理由
こんにちは。
プロ歴14年、最新の認知科学に基づく気功とコーチング、
そして“10年後も使える”ビジネス実務とアカデミアを、
超具体的なステップでマスターする「なかだ塾」主宰の中田です。
本日は、「なかだ塾オンライン版・第8回セッション」「第1回セッション」などが続いていきます^^
■ ゴールと現状のギャップからエネルギーを生む
さて、第8回セッションでは、「ゴールと現状のギャップからエネルギーが生まれる」という話の中で、
受講生から「現状W1を見せてほしい」とのリクエストがありましたので、現状W1を深掘りし、最高と最悪のプランを想定するワークを行いました。
半年前までは月60〜70万円ほどの収入があった営業職の方が、社会変化の影響で稼げなくなり、
7月からお世話になった方の伝手で、AIコーチングスクールの営業職に「業務委託」で転職されたそうです。
フルコミッション型の営業ということで、7月はめちゃ忙しかったけれど、20件中1件しか契約が取れず、月収は10万円ほど。
他の営業たちも同じような成約率ということで、根本的に商品やトップに原因があって未来がなさそうとのこと。
■AIスクールのバブルはそろそろ弾ける!?
個人的には、AIスクール業界への参入はすでに遅く、大衆向けに普及した今ではバブルが終わりかけている印象です。
例えば、AIスクールで稼げていたけれど、稼げなくなったという話も良く聞くようになってきましたので。
AIで稼げなくなった方向けのスクールまで出てきているようで、流行はすぐに廃れますね。
AIスクールの乱立も凄まじく、イノベーター層は数年前からAIDaiGoのようなAIを導入していますからね。
僕自身は、苫米地英人博士の知見を参考にしつつ、2017年からAI時代に備えて準備してきているので、
「今、大衆が踊らされているな」と感じてしまうわけです^^;
それはさておき、現状として8月は売上0円。お盆もあるため、特に新たな施策がなければ、
このままでは8月も月収10万円に届かない可能性が高いとのこと。本人としては、月25万円は稼ぎたいとのことでした。
そこで「9月以降の売上アップは見込めるのか?」と聞いたところ、
「講師やマネージャーになれるかもしれないが、年収600〜1200万円になるかは怪しい。考えたこともなかった」との返答。
……これはもう、人的資本を無駄遣いしている状態ですよね。
年収600万円以上を目指したいなら、夢のないベンチャーにこき使われていてはダメです。
■ 「やりたい」と「合理性」のバランスが重要
人的資本は「やりたい(want to)」「お世話になった人への義理人情」だけでなく、「合理性」で判断する必要があります。
ここでの合理性とは、作家の橘玲さんの定義である「投資したリソースよりも多くのリターンを得ること」です。
なぜなら、いくら「やりたいこと」「お世話になった人への義理人情」でも、ファイナンス面が崩壊すれば、持続できないからです。(今回の事例のように。)
やりたいことを長く続けるためにも、「半分は合理性」で判断する必要があるのです。
たとえば月24日働いて月収10万円というのは、時給換算でおよそ500円。
一方、今のバイト相場は時給1500円。24日働けば月収28万8000円。
つまり、月に18万円も損している状態です。
フルコミッションという雇用形態上、致し方ない部分もありますが、
冷静に考えると「バイトしていたほうがマシ」と言わざるを得ません。
結果論ですが、7月の転職をバイトにして、この時間をなかだ塾に集中していれば、すでにゴールは達成できていたかもしれません^^;
■ 損切りと“次の一手”を考えるタイミング
こうした状況では、最悪のケースを想定した上で、早急に「損切り」するか、「次の一手」を考えることが重要です。
たとえば「8月中に営業で売上が立たなかった場合は、正社員・日雇い・バイトを検討する」
あるいは、「バイト+自分のビジネスで稼ぐ」という現実的な選択肢を用意すべきなのです。
この話をしていたら、「今すぐ会社を辞めるべき」とご自身で気づかれました。
とはいえ、お世話になった方への人情的にすぐには辞めづらいので、代表と話して「(今のところは)自分のビジネスに集中したい」と伝える結論に至ったようで、ホッとしました^^
今回の教訓は以下の4点です。
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前職で状況が変化したとき、もっと早く損切りできたのではないか
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義理人情だけでなく、合理性も考えておくべきだった
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転職先の「講師・マネージャーの報酬体系」を事前に把握していなかった
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売上が上がらなかった場合の「最悪のプラン」が用意されていなかった
本業が安定しているからこそ、副業でリスクが取れるために成功しやすくなる
また、今回の方は営業がフルコミッションで安定しておらず、
今回やろうとしているビジネスも不安定なビジネスということで、
リスクバランスが悪いです。
本業は安定しているサラリーマン。
副業はヒーラーで少し不安定のような方が、
ポートフォリオ的には上手くいくことが科学的には分かってきています。
本業が安定しているために、副業でリスクが取れるので、成功しやすくなるわけです。
次に転職するようならば参考にしてください。
(ヒーラーも安定させることはできますが、それはなかだ塾マスタークラス以降の話になってくるので。)
■ 成果を出すには“レーザーのような集中”が必要
何らかの成果を出すには、レーザーのように「時間・労力・精神」を集中させる必要があります。
もちろん「バランスホイール」や「人生のポートフォリオ」は重要ですが、
過去の偉人たちが口をそろえて言っているように、「分散しすぎるとリソースが消える」のです。
実際、スタートアップの経営者には、月300時間以上働いている人も少なくありません。
それほど「集中すること」が重要な時期が、人生にはあるのです。
■ なかだ塾中は“他のことをやらない”推奨~クリエイティブアボイダンスの罠に注意
だからこそ、なかだ塾コーチング編では、なかだ塾受講中は“他の塾や講座には基本参加しない”ことを推奨しています。
最近の週報会でも、「AIスクールに入ってしまい、なかだ塾の動画復習が疎かになっている」という報告がありましたが、
「あと1ヶ月、我慢できなかったのか……」と思ってしまいました^^;
(これは典型的な「クリエイティブ・アボイダンス」や「セルフ・ハンディキャッピング」の一種。
まるでテスト前に部屋の掃除をして、わざと点数を下げるようなもの。次はもっとマインドの使い方を上手に!)
「好きな時間に働きたい」という希望もありましたが、
現状、経済的自立ができていない状態で「選り好み」している場合ではありません。というか、このままだと選択肢がなくなってしまいます。
(そう伝えたら、お尻に火がついていました。笑)
まずは、自分の商品を売ることにリソースを集中すること。
ダメだったら、正社員・日雇い・バイトでつなぐしかないかもしれません。(have toかもしれませんが、、、。)
・8月末までに売れなかったら次はどうするのか?
・会社をやめて次どうするのか?
・いつ決断するのか?(早く決断しないと、赤字が垂れ流されて状況が悪くなる一方の現状でした)
楽観バイアスで視野狭窄に陥っていたとも言えますネ。
楽観バイアスといえば、、、事前検死(プレモータル、最悪を想定)。
最悪を想定といえば、事前検死(プレモータル)
ノーベル賞2002年の認知科学者行動経済学者ダニエル・カーネマンが大絶賛していたテクニック、事前検死(プレモータル)懐かしいですね。
やり方は簡単で、何か重要な決定に立ち至ったときに、まだそれを正式に公表しないうちに、その決定をよく知っている人たちに集まってもらう。そして、「いまが1年後だと想像してください。私たちは、さきほど決めた計画を実行しました。すると大失敗に終わりました。どんなふうに失敗したのか、5~10分でその経過を簡単にまとめてください」と頼む。クラインはこの方法を「死亡前死因分析(premortem)」と名付けている。ダニエル・カーネマン 「ファスト&スロー下」p52
1、大失敗の想定
1年後や3年後の未来を想像して、あなたの選択が完全に失敗に終わった場面をイメージします。
失敗を思い描いたらネガティブな気持ちになるという人もいるでしょうが、視野狭窄の楽観バイアスを防ぐには、あえて最悪の未来をイメージするのが最善です。
2、大失敗の原因を探索
どのような原因で失敗したのか紙に書きましょう。
3、過程の想起
大失敗の原因を思いついたら、そのプロセスを時系列でくわしくイメージしてください。
4、対策の考察
大失敗の解決策を考えていきます。
なかだ塾オンライン版へ興味がある方へ
興味のある方は、まずは「なかだ塾オンライン版に興味あります」と、
お気軽にお問い合わせくださいね。
※現在満席のため、予約受付となります。
僕が知る限り、
ヒーラー業界における「第3の道」という独自ノウハウを数多く持ち、
**ゼロから3年目で最も成果が出ているのが「なかだ塾」**だと自負しています。
初めての方も大歓迎です^^
実際に、こんな声をいただいています。
他所で60万〜180万円のスクールに通った方から――
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「論理的・体系的な解説がなかった」
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「ワークが少なすぎて、プロになれなかった」
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「気功技術の実践がほとんどなかった」
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「人数が多すぎて、見てもらえなかった」
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「LINEで質問しても全員に返事が来なかった」
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「サポートがほぼなかった」
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「生徒さんにほとんど成果が出ていなかった」
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「100人中、数人しか成功していなかった」
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「有名だけど、結局サポートがなくできなかった」
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「プロヒーラー育成なのに、マーケティングを教えてもらえなかった」
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「商品やコンセプトを作ってくれなかった」
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「ブログを書け!とだけ言われて、指導がなかった」
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「メンター養成講座なのに、メンタリング実践がゼロだった」
…そんな違和感を感じ、
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