● 【科学2.0とは?】エビデンスヒーラー(コーチ)とは何か?エビデンスの質とは?
どうも、中田です^^
いよいよ週末からは「エビデンスヒーラー(コーチ)」に入っていきます。
日本では20年以上遅れていると言われているのがこの「エビデンス」になります。
エビデンスとは、20年以上遅れている科学1.0(専門家や僕の言説を信じる)ではなく、科学2.0(エビデンスの質)と言ってもいいのでは?という概念です。
EBM(エビデンス、ベースド、メディスン)とも言います。
エビデンスの質、クライアントの価値観、施術技能の3つの要素を統合したヒーリング(コーチング)セッション、ということです。
これが「エビデンスヒーラー」の行うことです。
クライアントに結果を出すためには、この3つが必要不可欠ということになります。
クライアントとしてもエビデンスの質を理解すると騙されなくなるし、単純に、世の中には科学的でないもの(オカルト、スピリチュアリズム)が溢れていることに気づけるようになります。
クライアント側もエビデンスを理解するくらい賢くないと永遠に騙され続ける、ということです
また、変なヒーラー(コーチ)、変なビジネスなどに騙されなくなるし、何をとりあえず信じればいいかが理解できるようになります。
例えば、僕が科学的な言説を指導しても、「私は中田さんを信じる」の一点張りのクライアントもいました。
それって「信仰ですからもう宗教やん!」と思ったことを覚えています。僕が「お前は死ね」と言ったら死ぬのでしょうか。そして、僕が言ったことでも「行わない」のはまさに「自己矛盾」してしまっています。
『私は「中田先生を信じる」と言った。けれども、私は中田先生を信じない。』というクライアントのパラドックスです。笑
そんな「自己矛盾」が長く続くわけもなく、次第には「中田が間違っている!」「中田が悪い!」となっていくわけですが。笑
いやいや、「お前が馬鹿だからじゃないん?」と思うわけですね。もしくは、「お前の信仰が足りない」のです。でも、信仰にも限度があると思います。神を信じるならばまだしも、全知全能ではまったくない中田先生を信じるのはリスクが高いと僕でさえ思います。笑
そこで「信じるべきは僕ではなくエビデンスの質」です。
科学2.0は僕が勝手に言っているだけですが、それくらいインパクトがあるのが今後のエビデンスヒーラー(エビデンスコーチ)ということです。
科学1.0にいる人に「科学2.0のそのエビデンスの質はどうかと思うよ?」と言っても「私は信じているから」と的外れな批判が返ってくるだけです。これが科学2.0の感触です。科学1.0は鵜呑みにして、科学2.0はエビデンスの質で判断します。
例えば、「病気にならない生き方」という書籍がベストセラーになりました。著者は内視鏡による大腸ポリープ切除手術に世界で初めて成功した「世界的権威の医師」です。
彼はその著書の中で乳製品を摂取すると「腸相」が悪くなるということを強調しています。これは長年の臨床経験の結果だと言います。そして、腸相を良くするには「コーヒー浣腸」が効果的であると主張し、本人も実践しています。これも長年の臨床、本人自身の経験が根拠になっているものです。
しかし、これらは厳格な研究によるデータに基づく意見ではなく、いくら世界的権威の意見とはいえ「ただの意見」であるため、様々なバイアスの影響を受けている可能性が大きいのです。
乳製品を多く摂取する人の腸相が悪いことが事実だったと仮定しても、それは「乳製品の摂取」と「腸相の悪さ」の2つのみに恣意的に着目して因果関係を決めつけている可能性があるわけです。
どういうことかというと、乳製品を多く摂取する人は西洋的な食事を好む傾向があり、肉の摂取量や脂っこい食事がそもそも多い。
そうすると、実はこちらが「真犯人」かもしれないわけです。
これが「エビデンスの質」であって、「エビデンスヒエラルキー」というものです。
レベル1が最も強いエビデンスの質で、レベル6が最も低いエビデンスの質になります。
1RCTの系統的レビュー(メタアナリシス)
2個々のRCT
3準実験
4観察研究
5事例集積研究
6専門家の意見(研究データの批判的吟味を欠いたもの)
僕たちは普段から6の専門家の意見を聞いています。先ほどの研究データを欠いた「世界的権威の意見」もまさにレベル6なわけです。
なぜ世界的権威の意見が信頼できないことがあるのかというと(一般人よりは信頼できますが)、人間にはそもそも確証バイアス、記憶バイアス、関連性の錯誤などのバイアスがあるからです。(バーチャル講座の脳と心の取説バイアス編も参照ください。)
確証バイアス=自分の信念を補強するデータを無意識で選り好みする傾向のこと。
記憶バイアス=記憶が都合のよい方向に歪むこと
関連性の錯誤=目立ったことが2つ以上あると、誤った因果関係を想定してしまうこと。
ここまで書くと「コーチングにエビデンスがあるんですか?」とも言われるかもしれませんが、エビデンスがあるものもあります。笑
例えば、「コーチングの元祖ルータイスが言っていた」はレベル6ですが、研究の基づいていればレベル5以上でより信憑性が上がります。
そういったエビデンスのあるコーチングもあります^^
徐々に講座内で紹介していきますね!
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●中田真広実績
はじめまして、中田真広と申します。
2012年から開催しているセミナーには、
台湾、東京、大阪、広島、福岡、北海道から沖縄まで、全国からお越しいただいております。
ヒーラー養成講座では、気功がはじめてわかった方や、サラリーマンを辞めて、独立起業し、サラリーマンの年収を超えた方や、ガンが改善した方や腰痛が改善された方やひきこもりが家を出た方や小顔になった方など多数。
コーチングやコンサルでは、現状の外側のゴールを設定されて、会社を設立された方や起業された方や有料セッションでお客様がいらした方やブログ記事を2年以上書き続けられている方やピアノのコンクールで久しぶりに1位を取り県知事賞賞金50万円を貰った方などが多数。
パーソナルトレーニングでは、はじめて腹筋下部が分かったり、三角筋などの筋肉が意識できた方が多数。2019年ラスベガスでミスターオリンピア観覧。2019年ベニスのゴールドジム1号店に行く。
お客様の感想450件を突破。
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起業して3年目で会社を設立と同時に年商1000万円を突破。2000万円も!(現7年目)
書籍5冊出版、全巻Amazon起業、成功哲学、美容、ダイエットランキング1位を獲得。
認知科学に基づく気功、コーチング。ビジネス、筋トレの著者であり、プロコーチ、経営コンサル、ヒーラー、トレーナー、セミナー講師をしています。
株式会社なかだ 代表取締役 中田真広