どうも、中田です!
なかだブートキャンプ10セミナー講師養成講座中級編では、モチベーションに関する質問を頂きました^^
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191216/14/toukatomosibi/52/b2/p/o1680101014679820627.png?caw=800)
・モチベーションを高めたいんです、、、行動力や活力、持続性を高めたいんです、、、
モチベーションの定義は認知科学、認知心理学や経営学の学問の中でも様々な定義があるのですが、概ねモチベーションの定義とは、行動の方向性、活力、持続性に影響を与えるもので、人を特定の行動に向かわせ、そこに熱意を持たせ、持続させるのがモチベーションです。
モチベーションとは、人を特定の行動に向かわせ、そこに熱意を持たせ、持続させるのがモチベーションです。
逆に、リーダーシップとは、グループ内のある人が、他メンバーのモチベーション・能力を修正するとき、それをリーダーシップと呼びます。
そこで「じゃあ、どうやったらモチベーションが上がるのかな?」と問いかけをしたら、「LINEグループなどで私は(僕は)30日毎日ブログを書くと宣言して環境からプレッシャーを与える」というような方法が出ました。
勇気ある提案ありがとうございます!
素晴らしい!
確かに、「宣言したからには守らければならない」という強制力が加わって、モチベーションは高まりそうです。
しかし、「果たしてそれに長期的なモチベーションの持続性があるのでしょうか?」と僕は問いかけました。
科学的な根拠はあるのか?と。
例えば、お母さんに「あんたいい加減に勉強しなさいよ!」と言われても、僕はやりませんでした。笑
やらない人もいるわけですし、外部からの要因が逆効果になる人もいるわけです。笑
こういった外的な要因が原因のモチベーションのことを認知心理学(認知科学)やコーチングでは「外的動機づけ」と言いました。(extrinsic motivation)
外的動機づけとは、報酬や昇進など外部から与えられる影響で高まるモチベーションのことです。
20世紀前半の心理学ではこのような外的動機づけが重要視されてきました。
反対に、自分の内側が要因のモチベーションのことを「内的動機づけ」と言いました。
(intrinsic motivatison)
内的動機付けとは、外部の影響なしに、純粋に「楽しみたい」「やりたい」といった、内面から湧き上がるモチベーションのことです。
例えば、「自分は結局何をやりたいのか?」「なぜやるのか?」ということを徹底的に問い詰めていくことでモチベーションが高まる様を内的動機付けと言いました。
この「外的動機付け」VS「内的動機付け」の概ねの議論は学者の間でも決着がついており、外発的動機付けよりも、内発的動機付けの方が個人の行動へのコミットメントや持続性を高めることなどはほぼ学者のコンセンサス(合意)となっています。
外的動機づけは一時的に効果はあるけれど、長期的なモチベーションには向かないわけです。
例えば、お母さんに「あんた勉強しなさい!」と言われても、一時的に1時間くらいやる気が起きるかもしれません。
want toではなく、have toですね。
しかし、その1時間後に息子や娘がゲームをやっていて、お母さんも、息子(娘)も何で言われるのか、何故言ってもあの子は言うことを聞かないの!とお互いに萎えてしまうというような具合です。
お母さんは毎日言うのが大変で、息子(娘)も毎日言われるとお母さんうぜーと思ってしまいます。
このように外的動機づけは持続性にかなりの問題があることが分かります。
人によっては、反発も受けかねません。
(この人によって、という個人の価値観や個性というブリーフシステムの研究へその後の学者たちの興味が向いていきます。)
モチベーションには内的動機付けや外的動機付けの2種類があったわけです。
内的動機付けと外的動機づけ問題を、一言で言うと、「馬の面ににんじんをぶら下げても馬は走らないぜ!」と言われているものなのです。
しかし、いくつかのモチベーションは研究によって分かっており、モチベーションのメカニズムの全体構造というのは、概ね分かっているのですが、その中身は大変複雑なものです。
この複雑さゆえに、6つのモチベーション理論が現在では科学の世界で主流派となっていますが、複雑さゆえにモチベーションのコントロールが大変難しいという要因になっています。
とある認知心理学のphDコースの資料をまとめると、モチベーションメカニズムの全体構造は以下の図のようになります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191229/05/toukatomosibi/33/1f/p/o0603025414686679497.png?caw=800)
・以下、簡単に解説しますが、僕の解説が分かりやすいので(笑)理解しやすいとは思いますが、phDコースの難解さを感じると思います。笑
現在主流派の1つはゴール設定理論と言われます。
1960年代後半にエドウィン・ロックを中心に研究が行われ、現在もモチベーション研究分野の最も支配的な理論であるとまで言われている理論です。
このゴール設定理論では、
ゴール設定→行動へのコミットメント・努力→成果・見返り→フィードバック→ゴール設定
という理論モデルを取っています。
1つ目のポイントとは、ここでは、ゴールは具体的且つ、困難さを伴うゴールを設定することがポイントです。
人はより具体的で、より困難・チャレンジングなゴールを設定すればするほど、モチベーションが高まることが知られています。
もちろん、このゴールとは、内発的動機付けに近くなります。
そして、他人に与えられた目的・ゴールで最善を尽くせ!のようなものだと外発的動機付けになってしまいますから、なかなかモチベーションが湧かないというのがカラクリになります。
コーチングでいうところの他人のゴールでは意味がないと言われるゆえんになりますね^^
2つ目のポイントは、人は、達成した成果について明確なフィードバックがあるとき、よりモチベーションが高まる、ということです。
人は成果に対して、フィードバックを受け取ることで、自分の成果を正確に認知することができます。
それによって、満足度が高まり、より高いゴールを設定していくというカラクリです。逆に、フィードバックがなければ、次にどのような目標を実現すべきかが分かりません。
このように具体的・チャレンジングな目標設定→パフォーマンスと、フィードバック→さらなる目標設定というダイナミックな好循環サイクルが構築されると人はモチベーションがどんどん高まり、パフォーマンスも高まっていくというのがゴール設定理論のポイントでした。
ゴール設定→行動へのコミットメント・努力→成果・見返り→フィードバック→ゴール設定
ゴール設定理論を実践する場合は、この好循環サイクルになっているか?の確認が重要です。
特に、僕のコーチングセッションの経験では、クライアントのゴールが低すぎることや、フィードバックが甘くなりがちです。
また、お気づきの通り、エフィカシーの概念はありません。
その後に、台頭してきたのが1970年代にスタンフォード大学のアルバートバンデューラ博士が提唱した社会認知理論です。
バンデューラ博士の研究は教育学にも応用されており、その功績から2015年に米国国家科学賞を受賞されています。
社会認知理論は上記理論に、セルフエフィカシーという自己効力感という概念が大きく加わります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191229/05/toukatomosibi/33/1f/p/o0603025414686679497.png?caw=800)
・セルフエフィカシー(自己効力感)やいくつかの概念が加わります。
ゴール設定理論のポイントは、いかにゴールが高いか?(具体的でチャレンジングか。現状の外側か)ということでした。
そこで、自分がある状況において、必要な行動をうまく遂行できるかに対する認知であり、自身の能力への自信(ゴールを達成する自己能力の自己評価)が加わりました。
このセルフエフィカシーの高さがゴールの高さに大きな影響を与えるのです。
人は自己効力感が高いほど、「自分はもっとできる」と考えるので、より高いゴールを設定するようになります。
さらに、セルフエフィカシーが高い人は、行動や、自己管理も徹底的に行うようになります。このような人は、逆境でも努力を持続します。
結果、自己効力感が高い人は優れた成果を上げやすく、そのフィードバック効果で自己効力感がさらに増していくという好循環サイクルに入れるという理論です。
代理経験とは、いわゆる競争による相乗効果のことで、場の力と言われているものです。
社会的説得とは、「君ならできる」というポジティブな言葉を周囲が投げかけることでセルフエフィカシーが高まることが分かっています。
生理的状態とは、身体の状態のことであり、精神的・生理的状態のことです。これに不安があると自分には無理だ、となりがちなのです。
これらが社会認知理論で僕も良く行っているコーチング理論の原型ともいわれるモデルとなります。
「君ならできる!」も「セルフエフィカシー」も大変重要な概念ですし、場の力、場の共有も、生理的状態も、大変重要なことが分かります。
しかーし、、今までの理論は1970代に台頭してきた理論であり、現在も主流派ではあるのですが、ちょっと古いわけです。
その後2000年代に提唱された理論が、、、●●●理論です。
もうすでにというか、だいぶ前から、僕の行うコーチング理論では取り入れています^^
なかだブートキャンプシリーズやコーチングセッションを受講頂けると世界最先端に近いモチベーションの高まりを実感できるはずです^^
もちろん、1970年代の社会認知論を深く理解するだけでも、生理的状態が悪い人は、エフィカシーが上がらないので、まずは身体的・生理的な健康状態を何とかする必要があるや、この人は「君にはできる」と言われたりないから、エフィカシーが上がっていかない、ということなどが演繹的に思考することができるので大変便利です。
最近のヒーラーの業界でいうところの、身体・生理的状態の改善からゴール達成を促すという傾向が出てくるのも理論モデル通りで良く分かる話なのです。
生理状態が回復すると、エフィカシーが上がるわけです。
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