「我と汝」もゴールデンウィークを利用して何回か読みました。
読み違えてると思うのですが、どうしてもアプリオリを感じてしまって違和感が残ってます。
タオとか、タンマートラと同じに読めてしまうので、まあ永久不変じゃないと解釈すればいいのかとも思いますが、、。
オススメしていただいたの対話の重要性だと思いますが、そこの方が気になりました。
おかげ様で少しづつでも現状打破してきましたし、頭も少し動いてきました。
読み違えてはいないと思いますよ。
「わかった!」
できる限りで、「なかだ」流の解説をします。
著者M・ブーバーの「我ー汝」は、1950年代の哲学書ですので、アプリオリ(絶対)や神は前提になっていると考えると良いです。ですから、そういった「西洋哲学の歴史」を知っていると躓かないで済むかと思います^^
現代社会では、賢い人にとっては東洋思想も、西洋思想も、必ず1つ上の情報処理があったり、必ず1つ上の情報があって、アプリオリがないことは知っています。自分の世界観が絶対ではないわけです。
最近は小学生がホワイトハッカーとしてサイバーテロ対策で日本国に雇われました。ハッカーの世界では、若ければ若いほどお金がもらえます。何故ならば、思考の柔軟性が何よりも大切だからです。
小学生ですよ???笑
アカデミズムでは、小学生がホワイトハッカーになるというと批判するかもしれませんし、これも次の世界の1つの価値観かもしれません。
政治思想の対立の話は以前も書きましたが、白黒ハッキリ決められないものやグレーゾーンがあるのです。
で、「なかだ」では認知科学や認知科学の先のパラダイムの視点から、
すべての書籍、教材を読み直してお伝えしていることが多いです。
ですから、仰るとおり、あの時期の僕の意図では、
「永久不変」や「タオ」のような絶対性を伝えたかったのではなく、
「対話」の重要性を伝えたかったとご理解ください。
一言で言えば、「愛」です^^
では、ここでの「愛」とは、いったいぜんたいどう言うことでしょうか?
M・ブーバーは、世界には「我ー汝」と「我ーそれ」の関係の世界があると書いています。
「我ー汝」の関係とは、相手も人間だという相手を尊重する感覚。
「我ーそれ」の関係とは、相手をモノや機能としてだけ観る感覚のことです。
仏教を思い出すと、「中観」と言う感覚は、この世は「空」であるけれどこの世で果たすべき役割の「仮」もありますよ。そして、「空」と「仮」の視点を包摂しつつ、相手を尊重する「中観」という感覚が重要でした。(ソースを知りたければ、著Dr苫米地「縁起人」を。)
ちなみに、「空観」を忘れてあなたが抽象度をあげることなしに社会に機能を果たそうとする人が多いですが、それは難しいです。あなたがレベルアップをしないと他人の役に立つのではなく、逆に迷惑になることもあります。
例えば、心身ともにボロボロの人がボランティア活動をする感じです。まずはあなたのボロボロを治しなさい、、、となりがちです。
気持ちは分かるんですが、でしょ?
「我ーそれ」の関係とは、「モノ」とか、「機能」だけの関係を指します。そう言った「我ーそれ」の関係になってしまうとどうなるかと言うと「孤独」や「疎外」になるとブーバーは言っています。
まあ、人間や動物を「モノ」や「機能」としか扱わない人のことですね。笑
男性に多いかもしれません^^;
で、現代社会の「孤独感」や「疎外感」や「自分には価値がない」と言う人が最近は増えています。それが「我ーそれ」のモノの見方が原因ではないかと僕は考えていて「対話」しなさいとお伝えしてきたのです。(「なかだ」稼ぐ脳の作り方破コースの「人間力セミナー」を参照。)
「対話」と言うのは、「1人1宇宙」であり、絶対的な他者や生まれも育ちもブリーフシステムも違う相手がいると言う感覚がなければ成り立ちません。例えば、「相手がどう言う意図でその言葉を言ったのか?」「どう言うニュアンスでその言葉を使っているのか?」そう言ったことを意識する必要があります。
例えば、「気功」と言う単語1つ取っても相手の後ろで走っているアルゴリズムの例えば、一例ですが「ワーズ」「ピクチャー」「エモーション」が違うのです。僕の指す「気功」とは絶対に違っています。
多くの人は「気功」と言われると、「かめはめ波」か何かだと思っています。笑
まさに、「我ー汝」の関係が大切です。
ですから、対話とは、「我ーそれ」の関係では決して成り立ちません。
例えば、女性をモノとしか見ない男みたいな。男は金!という女性みたいな逆も然り。
あなたが「我ーそれ」の関係のモノの見方をしてしまい、「機能」こそが全てだと信じてしまうと、機能を果たせない=失敗=存在の否定となってしまうわけです。
生きているだけで、苦しくなります。
それが現代社会の「孤独感」や「疎外感」の原因ではないか、と。
ですから、もうちょいコミュニケーションをしようよ、と。
自分の殻の中(ブリーフシスムテムによる自我)に篭っているだけでは、
アプリオリと変わらないじゃないか、と。
視点は移動させたり、視点は変えられるわけですしね。
では、何が足りないのかと言われるとシンプルで、「愛」がないのです。
「愛」があるか、「愛」がないかの違いだと僕は考えています。相手や動物やモノに興味を持つとか、ルカによる福音書のサマリヤ人の例えや、コリントの手紙などの「愛」も含めて、ね。笑
ラポール(臨場感空間の共有)と言い変えてもいい。
ですから、「愛」。
それがブーバーの本当に伝えたかったことではないか、と僕は思うわけです。
だから、まさに「思いますが、、、」と聞いた●●さんは世界と「対話」を始めたんだ、とも思います^^
それは頭も動きますよね。笑
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【参考書籍】
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