遠隔ヒーリングで公開予定だった新しい気功技術アルコルは概念の解説と伝授をしていませんので、勝手に分かった気になって行うことは止めておいた方がいいとは思います。アルコルの概念と技術が入っていないわけで、悟ってないのに俺は(私は)悟ったというように落ちてしまうリスクの方が高いと今回は判断しています。
まだ早いというそういう場の意図を読み取って下さると嬉しいです。
抽象度が高いものは極めてシンプルなので、分かった気になりやすいものです。
そんなときこそ自分の中の矛盾や違和感を大切に考え続けてください。知の巨人ヘーゲルを思い出せば、正の概念に反の概念をぶつけることで合の概念に上がることができるのです。ヘーゲルは止陽と言っていたかと思います。
正の概念と反の概念の視点では矛盾に見えることも、合の概念の視点に上がれば、無矛盾になることは往々にあります。

・ヘーゲルさま
合 無矛盾に見える視点
↑ 抽象度が上がる
正←反 矛盾に見える視点
矛盾の説明で好きなのはゲーデルの不完全性定理の説明で使われるカントールの対角線論法のあのオセロのように表と裏がパタパタとひっくり返りつづける風景です。系の中で必ず矛盾が内包されるゲーデル数Gと言われたりもしますが、そういう違和感のポイントを大切にしてください。
抽象度の説明は顕教的にはただの概念の説明だけに観えますが、密教的にいえば、世界の観え方が一変するダイナミックな体験だと「なかだ」は考えています。これは「なかだ」の理解ですので、外では言わないでくださいね。
悟っていないのに俺は(私は)悟ったというのは誰もが何度か通るに道に思いますが、今回でいえば、アルコル分かった!って感じでしょうか。
で、アルコルの定義って何?どうやって使うの?何がいいの?なぜアルコルがいいの?どうして必要なの?と聞くとまったく答えられないかと思います。そういった場合は分かっていないのかもしれません。テストで100点満点中10点くらいな感じでしょうか。
例えば、牧師になれるくらいプロテスタント神学などのお勉強をしていないのにイエスに会ったという人達みたいな危うさがあります。どこの誰からどう見てもイエスには見えない感じ?でしょうか。
私でしたら、イエスの気の残り香には出会えたかもね?でも、イエス本人の情報場にはまだ届かないでしょ、とツッコミを入れます。もしくは、分かってないかもしれない、次の悟りがあると考えます。
知識の巨大な体系と場と身体性がないのに届くわけがないでしょって思います。
「なかだ」では昔のスクールで科学原理主義者とオカルティストの気功師を使い分けろ!と指導してきました。アルコルを何となく体感で分かったというのはオカルティストな気功師的な視点です。
ですが、これだけだと1型糖尿病の小学1年生にハンバーガーを食べさせた自称龍神の生まれ変わり祈祷師さんと同じになってしまう可能性があります。本当に龍神の生まれ変わりだったら新宿にビルが立っているわいとか、会社員のわけないでしょとか、色々とツッコミどころ満載で話題になりました。
我々は科学原理主義者の視点が足りないのかもしれません。私としても耳が痛い話です。これは大人としての最低限の教養や知識とも言えるかもしれません。
もしくは、分かったと思った瞬間に何かが可笑しいと思うことです。実は分かっていないかもしれないという思考を走らせておくことです。それが唯一絶対アプリオリを否定する科学原理主義者の視点です。
科学原理主義者とオカルティストの気功師の視点の両方を持っておいてください。
理論 と 体感 の視点でも構いません。
ゴール設定一つとっても現状の延長線上の外側が現状の中にいて見えるわけがないのにどうやって設定するの?とか、現状の延長線上でwant toを考えてしまうと現状を強化してしまわないかい?とか、一見すると矛盾に見えるものが大量にあります。
こういった素朴な質問の1つ1つをクリアにしていくことで、素早く抽象度の階段をのぼることができると思います。
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