最近は寝る前の1時間前にはパソコンを消して、「ご冗談でしょう、ファインマンさん」を読んでいます。マイブームです。
ぶっ飛んだ思考の持ち主のファインマンさんですが、我々がどうでもいいと切って捨てるようなことや見逃しがちなことを教えてくれます。童心に帰ると言うか、かなり面白いです。
そんな中、プロ、アマ問わずよくエフ●●シーについてご質問を頂きます。
おバカな神学論争や言葉遊びにしたくないので、定義を調べて頂ければそれで終わりだ。と思うのですが、言いたいことも分かります。
「正確には分からない」
ということでしょう。
実感がない、腑に落ちないとも言えるのだと思います。「なかだ」自身も苦戦しましたし、結果が伴わなければ、薄々分かっているのか、分かっていないのかが判断できるようになってきますから。
結果が出なければ、悲しいけれど分かっていないということかもしれません。
言葉は知っているけれど、言葉の意味が分からないというのは良くあります。イエスから引用するならば、彼らは自分が何を言っているのかすら分かっていないのだ、ということでしょう。
イエスはエレガントに質問に質問で返します。
必死に考えろ!と。
口でぐちゃぐちゃ言うのは本に書いてあることですし、セッションに来て下されば分かることですから、ここはファインマンさんの物語から考えてみたいと思います。
「2週間後に心理学の教授が、催眠術の話をしに来られることになっているが、ただ話をするだけより、催眠術の実験をした方がはるかに面白いだろうと言っておられる。だから誰かその実験台になる者を募集したい。」僕は非常に興奮してきた。催眠術とは面白い。どんなものかぜひ知りたいもんだ。しめたぞ!
(中略)
やっとのことで話し終わったアイゼンハート院長は「ではきくが、誰かこれに協力したい者は・・・」
皆まで言わせず、僕は手を上げるや席から飛び上がって、僕の声を聞き損ねられたら一大事とばかり「僕、僕、僕にやらせてください!」と声を限りに叫んだ。ご冗談でしょう、ファインマンさん P100 著ファインマン
ファインマンさんを読んでいると、ほんとうにどうでもいいことを思い煩っているのだ、ばかばかしいと笑い飛ばしたくなりますね。
僕、僕、僕にやらせてください!
ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)/岩波書店

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