7月2日、東京都で新たに新型コロナウイルス感染者が107人と発表されました。
小池百合子都知事もこの急な増加に対して、記者会見で “感染拡大要警戒” と注意を促すばかりです。
都の新たな感染者は、前日7月1日67人が発表されたとき、緊急事態宣言解除後最多となり、
24日以来、凡そ50人台で推移していたのが、急に67人となったときは、菅官房長官なども、記者会見
でわざわざマスクを外して、新たの緊急事態宣言の発出するに至っていないとその方針を強調した
ばかりです。そして、7月2日の107人は、なんかその反発をくったような数値ですが、やはり100人を
越えたというのは、相当なインパクトある数値です。
今朝も早速メディアは、コロナ100人超えの報道合戦です。今度は、5月2日以来ということですが、
その時は、次第に減っている傾向にあったときで、今回は次第に増えている時なので、大きな違いが
あります。
7月1日の時は感染経路不明者が20人/67人中でしたが、7月2日は、経路不明者45人/107人と
なったのです。どこで感染したか不明な人とは、症状のでていない保菌者という意味でいえば、
2倍以上になっています。一人が2人にうつすのが、平均とすれば、2日の45人が90人になっても
おかしくないと言えます。
今回の新たな感染者107人の内訳は、20代と30代が71人で全体の66%です。
また、濃厚接触者は62人で、感染経路不明者が45人です。
小池都知事が掲げている夜の街の自粛看板は、ホストクラブ・キャバクラの従業員や客などで、
107人中29人となっているようです。
西村経済再生相は、「高い緊張感をもって警戒すべき」とし、再び、緊急事態宣言は出来るだけだしたく
ないと言っていますが、小池都知事の嫌いな “夜の街”の自粛要請などの訴えを聞いて、東京都とか
夜の街とかに限定して緊急事態宣言の特別警戒地区・業種休業などつよい要請が出される可能性も
あります。いずれにしても、7月2日の107人が一つの判断基準となって、7月3日の陽性患者数の動向に
よって専門家の意見を聞いて緊急事態となるか判断されるでしょう。
《2020.7.3 周南市 東郭》
東京都の新たな感染者推移を見ていますが、18日41人、19日35人、20日39人、21日35人、22日29人、
23日31人、24日55人、25日48人、26日55人、27日57人、28日60人、29日58人、30日54人、1日67人,
7月2日107人です。
直前マスクを外して、アピールされる菅官房長官
コロナ情報・・・米国は、1日の感染者が5万人を超えました。社会経済活動を再開した結果、
コロナ感染者が急激に増え始めています。ブラジルのコロナ感染者は1日4万人を超えました。