草莽崛起(吉田松陰) | 周南市 東郭の世界

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吉田松陰先生

【名言】

    草莽崛起(そうもうくっき)

【意味】

「草莽(そうもう)」は『孟子』においては草木の間に潜む隠者を指し、転じて一般大衆を指す。「崛起(くっき)」は一斉に立ち上がることを指す。在野の人よ、立ち上がれの意。
安政の大獄で収監される直前(安政6年(1859年)47日)、友人北山安世に宛てて書いた書状の中で「今の幕府も諸侯も最早酔人なれば扶持の術なし。草莽崛起の人を望む外頼なし。されど本藩の恩と天朝の徳とは如何にして忘るゝに方なし。草莽崛起の力を以て、近くは本藩を維持し、遠くは天朝の中興を補佐し奉れば、匹夫の諒に負くが如くなれど、神州の大功ある人と云ふべし」と記して、初めて用いた。《出典:Wikipedia


【解説】

松陰先生の孟子講義は、素人にも判り易く漢文をかみ砕いて教えていたようです。野山獄に

繋がれた安政元年10月24日、学問をしようと囚人たちに呼びかけました。講孟箚記は好評で

獄吏の福川犀之介も聞きに来たそうです。

孟子の萬章章句下に「在國曰市井之臣,在野曰草莽之臣,皆謂庶人。」とあります。

読み下しは、「國に在るを市井の臣と曰ひ、野に在るを草莽の臣と曰ふ、皆庶人と謂ふ」

です。先生は、この句から ”草莽(庶民)よ! 立ちあがれ!” と述べられ明治維新の

先駆けとなられました。先生は、最早幕府も諸侯も酔人となっており、大衆を頼るしかない

と唱えられたのですが、昨今の周南市政の堕落ぶりは、まさに、酔人達が牛耳っているとし

映りません。しゅうニャン市などと称して、陰で官製談合をやり、泥縄式の防災ラジオを

有償(¥2,000)で希望者に配布するなど後出しジャンケンもいいところです。

他県(市)では、被災地や独居老人世帯など無償配布ですし、それ以外の処も¥1,000が

一般的です。

周南市では防災行政無線施設工事は、百条委員会が設けられたにも係わらず8年間も遅々と

して進んでいないのです。

これでは、松陰先生には恥ずかしいのですが、草莽崛起の声を挙げねば、周南市民は本当に

恥をかいてしまいます。

                          《2019.4.4.10 周南市 東郭》