周南八十八ヶ所巡拝の遍路が3月18日より3日間行なわれました。
この巡拝は、花岡閼伽井坊様が春彼岸に主宰されるもので、江戸時代から続いているとされま
すが、確かに私の子供時代から、お大師様のあるこの地域の御婦人たちが毎年遍路の接待を
続けています。去る3月13日に大師堂落慶法要を致しまして、初の春彼岸の接待です。
《2017.3.20 周南市 東郭》

内陣には、江戸時代から伝わる地蔵さまと弘法大師様の2像が収められています。

周南八十八ヶ所巡拝のお知らせ

再建なった政所大師堂です。
扁額の「四国第十八番恩山寺」揮毫は閼伽井坊三池孝尚前住職に依ります。

政所大師堂(政所大橋)から国道2号線を見たものです。左の車線から徳山東ICに入ります。
その左の歩道からお遍路さんが来ますので、見ています。時刻は10:55′

11:00にお遍路さんの団体が回って来られました。

今年は、22名の方々がお遍路に参加されていました。近年は、大体30名前後となっています。
昭和の20~30年代は、100名を越えていました。

政所大師堂を再建出来た直ぐの遍路とあって、御接待の赤飯炊きだしなど地元御婦人も
大変な張り切りようです。

遍路を引率される閼伽井坊住職 三池孝道氏です。

お遍路を引率して閼伽井坊様は、今年も当地に回って来られました。
このあと、皆さんが参拝します。

三池住職は、再建された大師堂が法理に叶っているのか、大変嬉しいようでした。
地区の皆さんの御協力で出来あがった地域力を遍路さん達にも紹介されていました。
孝道住職は、こればかりでなく皆さんを連れてインドや四国88ヶ所参拝にも行かれています。

周南88ヶ所巡拝もこの地方の昔からの風習です。この地区の住民は、このお大師様が此処に
祀られていることで、心のよりどころになってきたのも事実です。その御利益を皆さんが、
伝えられています。或る時は、待ち合わせ場所になり、ランドマークになり、五差路の
交通安全の守り神になったりします。お大師様、これからも宜しくお願いします。