周南市の西光寺川から「かわせみだより」を発信しています。
今日のお題は「二羽のかわせみ」です。しかし、西光寺川では、御覧のような2羽のカワセミ
が同時に撮れることは、非常に稀であります。カワセミの産卵は数個と云われていますが、
西光寺川で雛を見ることが出来たのは、2羽が最高です。最初、産卵は一年に1回と思って
いましたが、春だけでなく秋時分にも産卵するとなにかに書いてありました。昨秋も♂と♀が
追っかけっこをしているので、あれは繁殖期の行動だろうと合点した次第です。
この写真は、昨年の8月25日撮影ですが、産卵して抱卵期が15日~20日、育雛期が20日
程度で巣立つことを考えると、追っかけっこを含めて、約1ヶ月半くらいの日数が必要です。
大雑把ですが、7月初旬に結ばれた可能性が高いということになります。
《2017.3.20 周南市 東郭》

【かわせみ俳句】
“花ぐもり松に翡翠の瑠璃うごく” 水原 秋桜子

【かわせみ俳句】
“翡翠の二羽まで翔けて緊る水” 大田 音二
“翡翠や葉陰で二羽が親を待つ” 東 郭

【かわせみ俳句】
“翡翠の一閃過ぎし水の面” 宮川 富美子

【かわせみ俳句】
“はっきりと翡翠色にとびにけり” 中村 草田男