新大阪駅からサンダーバードに乗ってJR京都駅に向うと到着直前、梅小路の京都鉄道博物館
の建物や蒸気機関車格納庫が在ります。
もう、到着のアナウンスもされていて降車準備で忙しいのですが、ここが我慢のしどころで
北側に広がった路線の向こうにJRFやJR西日本京都機関区の列車が見えて来ます。
この日も運よく蒸気機関車C62-2が走っているのを目撃しました。
《2017.2.5 周南市 東郭》

このSLは、京都鉄道博物館の体験コーナーとして運営しているSLスチーム号ですね。
昨年、見学に行きましたが、この体験コーナーも大変な人気です。
乗客も、いっぱい乗って居ます。梅小路公園周辺1kmを走るそうですが、多分、乗車時間
10分~15分で、待ち時間のほうは20分~30分になっているようです。
乗車賃は、おとな¥300、こども¥100です。
運行は、11時から16時まで20分間隔で走っています。なお、連休時等のシーズンでは
増便などの対応もあるようです。

牽引する蒸気機関車は、C62-2です。デフレクターのツバメマークが特徴です。
私の住む山口県山陽線でも若い頃は、特急「あさかぜ」や「かもめ」を牽引していたそう
ですが、昔はみんな蒸気機関車で、あまり形式は気にしていなかったように思います。

C62形蒸気機関車とは?
基本情報
運用者 運輸省→日本国有鉄道
製造所 日立製作所・川崎車輛・汽車製造
製造年 1948年 - 1949年
製造数 49両
引退 1973年
愛称 シロクニ
運用範囲 東海道本線・山陽本線
常磐線・函館本線
主要諸元
軸配置 2C2
軌間 1,067 mm
全長 21,475 mm
全高 3,980 mm
機関車重量 88.83 t
動輪上重量 48.23 t(原形)
44.59 t(軽軸重形)
総重量 145.17 t
動輪径 1,750 mm
軸重 16.08 t
(原形 第1・第2動輪上)
14.96 t
(軽軸重形 第1・第2動輪上)
シリンダ数 単式2気筒
シリンダ 520 mm×660 mm
(直径×行程)
弁装置 ワルシャート式
ボイラー圧力 16.0 kg/cm2
大煙管 140 mm×5,000 mm×35本
(直径×長さ×数)
小煙管 57 mm×5,000 mm×94本
(直径×長さ×数)
火格子面積 3.85 m2
全伝熱面積 244.5 m2
過熱伝熱面積 77.4 m2
全蒸発伝熱面積 167.1 m2
煙管蒸発伝熱面積 147.4 m2
火室蒸発伝熱面積 17.5 m2
燃料 石炭
燃料搭載量 10 t
水タンク容量 22 t
制動装置 空気、自動空気ブレーキ
最高運転速度 100 km/h
最大出力 2,163 PS
動輪周出力 1,620 PS
シリンダ引張力 13,870 kg
粘着引張力 12,058 kg

SLスチーム号の客車 オハテ321-1とオハテフ310
”新客車はレール運搬車をベースに改造した、セミオープン形式のトロッコ車両で、SL(蒸気
機関車)の走行音や煙が間近に感じられるのが特徴。展望車の形式名を持っている客車「オ
ハテ321 1」(定員108名)と、同じく展望車の形式名で、簡易運転台が設置されている緩急
車の「オハテフ310」(定員100名)の2両編成。「オハテフ310 1」には車椅子4台分が乗
車できるスペースも設けている。また、客室側面に窓ガラスは設置されておらず、荒天時用
として雨よけを設置している。《出典:トラベルウォッチ》
