前回のノスリとカラスの攻防ですが、こうようなカラスの行為をモビングMobbing(偽攻
撃)と云うそうですね。辞書には、「小鳥が捕食者であるフクロウやタカなどに対して集団
で行う行動。やかましく鳴きたて、突撃するように飛び回る。擬攻。擬攻撃。」と書いて
あります。カラスがこのモビングするのは、殆んどに猛禽類を対象にするようで、我が家の
前では、カラスがトビにモビングする光景がよく見られます。
最近、チョウゲンボウも現れていて、カラスも居るのですが、モビングは見られません。
カラスによっても違うののでしょうか?
と申しますのは、阿武町で捉えたカラスのノスリに対するモビングは執拗でまだ続いて
います。大きさは、どちらも同じくらいですが、ノスリはカラスのモビングに対して
すぐ、反応して素早く逃げるというようなことはしません。まったく取り合わないと云った
ほうが適当ですが、相手にしません。
でも、カラスの迫力ある攻撃がうるさいのか、悠々とかわしています。
野鳥同士のこのような行為は、他の鳥でも見られるようですが自然界の不思議といっても
いゝでしょう。弱いものが集団で強いものに向っていくのは、子供を守るとき我身を捨てて
相手に突進したり、他所へ誘導したりします。カラスの場合も特に樹上の巣に雛が居る時
は、下を通る人間にも襲いかかりますね。あれは、本当に恐くて遠回りしていたことも
あります。
まあ、猛禽類が好きで写真も充分に撮れましたので、どちらにも感謝です。
《2017.1.14 周南市 東郭》




















































