山陽新幹線新大阪駅から、のぞみ41号N700系に乗って、広島駅18:31′着である。
この列車は、徳山駅に停車しないので、こだま500系825号に乗ることにした。
乗り継ぎは18:46′で若干の余裕があるが、ホームでは、たった今見た広島マツダスタジアム
の熱気が伝わって来そうでる。‟こだま” は、 既に私達を待っている。なんのことはない、今
乗って来た‟のぞみ41号‟ をやり過ごす為である。
《2016.7.23 周南市 東郭》

新幹線こだま500系運転席
ホームは暑いので、早速、こだま485号の最後尾に乗って驚いた。御覧の写真のようになっ
ている。一瞬 ‟ドキッ‟ としたが、運転席?以外はパネル写真であった。
ドキッとしたのは、本物・偽物の区別がつかなかったからである。

発車まで、少しの間があるので、大好きな500系の勇姿を収めておこうと、また、ホームに
降りた。後尾先頭車は、赤いテールランプが生き物の眼を連想させ、流れる流線型の美しさ
に ‟う~ん、やっぱり500系はいゝなあ~‟ と感動する。
勿論、私達の標準語では、‟ええなぁ~” で真意が伝わるが、ヤフーブログは全世界に伝わる
ので、日本語を曲解されては困るからである。

講釈はさておいて、500系のノーズは、私が毎日撮っているカワセミの嘴に、非常に近い
形状である。鉄道技術者が大掛かりな実験設備を使いシュミレーションを繰り返した結果の
形状である。一方カワセミの嘴は最初の祖先から進化の遺伝子が長い時を経てこのような
させた。自然と人間の知恵がおなじ形になったと思うと、真理は一つの感がする。

500系のカワセミ形ノーズは、700系に進化してカモノハシになった。エアロストリーム
の解消の為である。Wikpediaでは、エアロストリームを次のように説明している。
‟JR西日本が開発した新幹線500系電車では、トンネル突入時に発生する、トンネル微気圧波
による環境問題を軽減するため15mものロングノーズを採用したが、このために先頭車の乗
車定員が減少するという欠点があった。また300系以来のトンネル内などで左右に振られた
気流の乱れによって車体が振られるという問題は未解決であった。“《Wikipedia》

新幹線500系電車は、JR西日本が開発したそうである。今日、さらに進化して700系や
N700系などになっているが、鉄道の技術陣は、技術進化に決して手を緩めない。
このことは、コストと安全性の追求となるが、JR東日本・JR西日本など皆同じ方向性
目標を持っているのがいゝ。

広島駅を発車すると左手に、一瞬 広島城が見える。

山陽新幹線500系こだまが大田川を横切る。広島市は大田川からできた三角州がもとに
なって出来た。此処を過ぎると広島を出たと感じがし、逆に此処まで来ると広島に来た
と思ってしまう。このあと、列車はトンネルばかり抜けて味気ない。

こだま500系825号は、19:00′に新岩国駅に到着した。
2番ホームに、また、500系が止まっていた。実に嬉しい。

流れるような、車両風景である。
因みにこの500系こだまは、756号車であります。

外は、もう充分暗くなって来ているが、500系の存在感は一向に衰えない。
私のもう一つの課題、新幹線から見えるお城を撮ることである。
これまでに、姫路城、岡山城、福山城、広島城を撮った。岩国城は未だなので探した。
東の山のてっぺんに天守閣らしい屋根の一部がある。暗いので、写してもダメであり、
次回に狙うことにした。

新岩国駅から徳山駅迄13分で到着する。徳山駅では、コンビナートの夜景も楽しめる。
山陽新幹線の500系は、いま、各駅停車の「こだま」で運転しています。
山陽新幹線500系はエヴァンゲリオン新幹線が人気ですが、他の500系「こだま」にも
公式キャラクターのカンセンジャーのラッピングしたものも走っています。