11月27日、長門峡へ行きました。
秋の紅葉を期待していたのですが、ちょっと遅かったようで盛期を過ぎて枯れ始めていまし
た。それでも遊歩道を落ち葉を踏みしめながら進んで行くとマイナスイオンが豊富で気分が
爽やかになります。長門峡の川の岩に黒っぽい野鳥が止まっています。
すぐ、カワガラスと判ったわけではありません。でも、従来から周南市の西光寺川でも、
カワガラス見たいな黒っぽい野鳥が居ると家人が云っていたので注目していたのです。
ともかく、初めて目にする野鳥であり、それも思い掛けず出会ったものですから、嬉しさ
は倍化します。レンズが200㎜だったのですが、丁寧に観察した積もりです。
《2015.11.29 周南市 東郭》

カワガラス(河烏、川鴉、学名:Cincluspallasii Temminck, 1820 )は、
スズメ目カワガラス科カワガラス属に分類される鳥類の一種

長門峡のモミジ

カワガラス形態
全長は21-23 cm、翼開長は約32 cm、体重65-90g。ヒヨドリやツグミより少し小さい。
全身が濃い茶色(チョコレート色、光の具合により赤茶色に見えることもある。)の羽毛に
おおわれているのが名前の由来だが、カラスの仲間ではない。尾羽は短めで黒味の強い焦茶
色。目は茶色で、目を閉じると白いまぶたが目立つ。雌雄同色。くちばしは黒く、足は灰色
でがっちりしている。ミソサザイを大きくしたような体形で、短めの尾羽を立てた独特の姿
勢をとる。幼鳥は喉から腹にかけて白くて細かいうろこ模様がある。

長門峡のカワガラスがいる所


カワガラス生態
平地から亜高山帯の川の上流から中流の岩石の多い沢に生息する。冬期(積雪期)には下流
側に生息場所を移動することもある。一年中、単独(非繁殖期は単独で行動している)もし
くは番いで行動し群れを形成することはない。つがい形成期には、一夫二妻行動をとること
がある。ピッピッと鳴きながら、速い羽ばたきで川面の上を一直線に飛翔する。頑丈な脚で
岩をつかみ、水流の圧力を利用して川底を歩きながら水中で捕食を行う。尾羽を上下に動か
したり、風切羽を半開きにしたり、まばたきし白いまぶたを見せながら、石や流木の上で休
息する


野イチゴの群生


足の指はでかくて長いです。

水中からなにかをくわえて上って来ました。
食性
食性は動物食。水に潜ってカゲロウ、カワゲラなどの幼虫などの水生昆虫やカニなどの甲殻
類、小魚を捕食する。水面上を泳ぎながら首を水中に入れて覗き込み、頻繁に潜水する。
水中では水底を這うように歩き回って川底の餌を探し、『渓流の素潜り名人』と称される
ことがある。水にもぐっているときは羽毛の間に空気がふくまれるため、全身が銀色にみえ
る。

カワガラスの勇姿

藪のなかにピンクの椿が咲いていました。

番いで行動していました。

どうも急流がすきなようです。


川の中に立っているカワガラス


川の岩場に上がった

眼は茶色で目を閉じると白い瞼が見える、脚は灰色

飛ぶカワガラス

水に潜って出来たところ