山口県周南市の西光寺川から「カワセミだより」をお送りしています。
カワセミの木としていますが、実は楠の木です。
カワセミが別に楠木が好きと云うわけではありません。魚の泳いでいる川のすぐ上であれば
何でも構わないようです。これまで見たところでは、葛の蔓・竹の細い枝・枯れ木・ススキ
それに川の岸や、石などがあります。
しかし、いくら便利だとしても、こんな枝の密集したところによく止まると思います。
ところで、みなさんは楠の木の実を見た事がおありですか?
黒い小さい実を一杯つけます。9月~11月が盛期のようですが、私もあまり注意してなかっ
たので、知りませんでした。しかし、この実はヒヨドリの好物みたいで、集団でやって
来ます。初めなんでよく来るのかと思っていました。早い話が楠の木の実はヒヨドリが
教えてくれたようなものです。
しかし、このヒヨドリちゃんは、せっかくカワセミが止まっていると、すぐ追っ払います。
ヒヨドリは縄張り意識が強くて小鳥の中では大きいほうなので、弱小小鳥はよく追われて
います。メジロもよく追われていたのを見たことがあります。
ですから、私はヒヨドリが好きになれません。
でも、カワセミもメジロも追われても深追いはしないにで、すぐまたやって来ます。
身体の小さい野鳥などは、あまり、ヒヨドリを警戒してばっかりでは無いのです。
むしろ、恐いのは猛禽類だろうと思います。
カワセミも空を見上げたりするのは、確かに猛禽類がいないか警戒しているのかも知れませ
ん。
《2015.10.6 周南市 東郭》

《EOS70D 1/1250ss f 5.6 +1 iso6400 F=300.0㎜ EF70-300㎜ /9.20 西光寺川》

《EOS70D 1/1250ss f 5.6 +2/3 iso6400 F=300.0㎜ EF70-300㎜ /9.20 西光寺川》

《EOS70D 1/1250ss f 5.6 +2/3 iso6400 F=300.0㎜ EF70-300㎜ /9.20 西光寺川》