松江のホテルを9:00′に出発して一路美保神社を目指します。
この道は判り易く国道431号線を進むだけでよいのです。
今日は、晴れということで安心していたのですが、予想と違い朝の松江市内は一面の霧で覆われていました。
11月10日頃の松江は、この様な霧が発生するのでしょうか?
私達の所では、霧が出るような地形ではないのですが、昨日の雨と宍道湖のなかのような松江では普通のことかもしれません。
まあ、運転さえ気をつければ却って旅情があって古都松江の風情を感じます。

431号線を中海にでると、東側にはご覧の様な風景が広がっています。
遠く大山方面の山並みが折り重なって見えます。

境水道大橋が見えてきました。


高尾山(328m)のレーダー基地が見えます。


ようこそ、美保関へ

美保神社と御祭神の美穂津姫命と事代主神(ゑびすさん)です。
出雲に来たからには両参りしなければ、縁を結んだことにならない
と言われてやって来ました。



美保関港は、日本海からの風浦になる一角です。

海産物や民芸品なども売っています。

やきいかの屋台です。いまの時間は、9:48′なので松江から
1時間弱です。いまから開店という雰囲気でありました。

港の正面にあたる美保神社です。やきいか屋台のすぐ山側です。

これは、2番目の鳥居、美保神社の扁額は立派ですね。

一の鳥居と二の鳥居

おかげの水

資敬王は、天保6年9月2日任となっています。

本殿の神門が見えてきました。

手水舎

参道を振りかえります。左に宝物殿、右が手水舎。

神門の大注連縄は、出雲大社にもありましたが出雲様式というので
しょうか。

社務所

社務所の孔雀衝立

拝殿が見えて来ました。

拝殿
現在の本殿は文化10年(1813年)の造営。大社造りの左右二殿連棟で
「美保造」又は「比翼大社造」といわれ国の重要文化財。
現在の整備された構造は、文禄5年吉川廣家が朝鮮出兵にあたり立願の
為造営。
昭和3年に拝殿以下、現在の神域を完成させたが、本殿はじめ拝殿、
神門、廻廊通塀ともに桧皮葺。

拝殿の両側に備前焼の狛犬が対坐しています。

拝殿に木彫の吽形狛犬がいます。

拝殿内に藁製の敷物や太鼓など祭儀用具が並んでいます。

拝殿内の木彫の阿形獅子
☆美保神社は、その由緒の割には知られていないようです。
わたしも片参りでは、願いが薄いということで両参りを致しました。
出雲大社に比べると、その由緒は決して劣るものでないと思います。
幽玄な霊域は、古代からの雰囲気を感じさせ実に神聖で心が洗われる
ようです。
いま、美保神社大造営ということで寄付を募っていますが、工事が
始まるとしばらく、本殿・拝殿など立ち入り禁止になると思います。
檜皮に苔生した今の雰囲気が素晴らしいと思います。
いまの美保神社は、いゝですよ。
《2014.12.17 周南市 東郭》