皇帝ダリア | 周南市 東郭の世界

周南市 東郭の世界

Yahoo blog経歴10年でアメブロへ移行しました。
一応、貴重な記事・画像は移行成功しているようで、引き続き東郭の世界を楽しんで下さい。令和元年から新しいアメブロで頑張ります。 “ゆうぜんとしてほろ酔へば雑草そよぐ”

皇帝ダリアが咲いています。
この名前を知ったのは4・5年前だったでしょうか、家人がなんか珍しい花があると噂して
いたのです。
そして、実物を撮りに行ったりしましたが、皇帝の名のとおり茎はまるで竹のようでした。
高さは3m~4mありました。花も大きなピンクで直径が10cmはあったでしょう。
まあ、私が見た頃は日本の大部分の方は知っていたとは思いますが、どうも昔はなかった花と
思ったのでちょっと調べてみました。
 
皇帝ダリアは、木立ダリアともいゝキク科ダリア属の多年草です。
球根植物で、草丈は6mにもなり、花は10cm~15cmだそうです。
 学名は、「Dahlia imperialis」でメキシコ原産です。
花期は、11月~12月に咲く短日性となっています。
短日性とは、一日の日長が一定時間(限界日長)より短くならないと反応が起きないことを
短日性といい、花芽の形成が短日性である植物を短日植物というのだそうです。
この、皇帝ダリアは極端な短日性ということで、栽培で花を咲かせるにはそれなりのノウハウ
が必要なんでしょうね。
 
実際に、日本にやって来たのは大正時代のことらしいのですが、その短日性の為殆んど花が
咲かず、言わば只の草、或いは竹擬くらいの認知度だったのだのです。
 
1995年(平成7年)小西勇作さんという方が苦心されて第12回全国都市緑化ちばフェアで
咲かせることに成功されたそうです。
その後、2000年ごろには皇帝ダリアが咲いたという情報が多く寄せられたと話ですので
どうやら、そのころから日本各地に広まったのでしょう。
 
本州の西の端で、この皇帝ダリアを私が知ったのは、多分2009年か2010年です。
私は花に無知なので、愛花花や専門家の方はもっと早く、2005年頃知られたのでは
ないでしょうか?、日本の気候変化がこの短日性植物のポピュラー化を促したのかも知れません。
 
でも、いくら美しい花であってもこの位の期間を掛けて認知されるのがいゝですよね。
一気に爆発的に咲き出した、セイタカアワダチソウなんかあれほど被害を与えています。
どうやら、皇帝ダリアはそんな心配もなく、私の近所でも普通に咲いているようです。
 
                           《2014.12.13 周南市 東郭》
 
 
イメージ 1