カルガモが西光寺川にやって来ています。
このところ、番いでいることが多いようです。
カモガモと言えば、皇居のカルガモ親子を思い出します。あの親鴨について歩く小鴨の姿は、
実に微笑ましいものでした。
この川でも、是非、見たいと思っていますが、どうやら北の方へ移動するらしく、4月からの繁殖期頃
には、居なくなってしまいます。
カルガモが河底の餌を採る仕草が、なんとも滑稽でいつも笑ってしまいます。
逆立ちしているような格好が面白いですよね。
それに、お互いに同時に頭を水中に突っ込むところなんか、“ヨ~イ、ドン”って感じです。
周南市 東郭


カルガモ(軽鴨)について、ネットなど読んでいますと、軽鴨は軽の池に由来しているという説が、
あるようです。軽の池は奈良県橿原市大軽周辺にあった池でそこには、この鴨が周年居たと
いうことです。
万葉集に「軽の池の 浦廻り行き廻る 鴨すらに 玉藻の上に ひとり寝なくに」と詠んだ人が、
飛鳥時代皇族の紀皇女(きのひめみこ)でありました。父君は天武天皇であります。


軽鴨の番いのことで、周南市から奈良県橿原市へ、平成時代から飛鳥時代へ、旅をするとは
思いもよりませんでした。この歌の事情については、私の友達である弓削皇子(仮名)に
今度聞いてみたいと思っています。
