



福島第一原発が、水素爆発を起こした。
只の爆発ではない。
おびただしい量の放射能を伴ったチリが拡散したのだ。
その総量は、100万~200万テラベクレルともいわれているが、想像すら出来ない。
3月16日雨が降った。
制限区域、立ち入り禁止区域外にも放射能の雨が降った。
拡散分布MAPがはっきり示されていなかった、この時点で飯館村なども放射能汚染は、進んでいたのだ。
全ての被害は、もうこの時点で決まり、悲劇は始まっていたのだ。
3月18日の空は、あくまで青く澄んでいる。
今まで、この道路から海まで、多くの建物で埋まっていたものが海岸まではっきり確認できるようになった。
目の前に、なんにもなくなり、すべて見通せるようになった、ただ風がゴウゴウ吹いていたという。
66年前、広島に原爆が投下されたあと、こんな空になったと聞いたことがある。
むなしい・・・。