テレビで伝えられない報道。
報道は、難しい。
いろいろ考えさせられた。
現実をリアルに伝えるのに映像ほど、いいものはない。
が、しかし被災地で、テレビで伝えていない現実がたくさんあるだろう。
まず、現地の臭いが、伝わってこない。
現地の人に直接聞くと、かなり酷いらしい。
1.排水浄化槽の故障損傷による汚物
2.石油系の重油や軽油、灯油、ガソリン、タール類の漏えい
3.生物の腐敗臭・・・人間、家畜、ペット、魚介類、植物の腐ったにおい
4.化学物質(液、ガス)
5.火事の後の焦げた臭い。
6.その他、及び複合原因
これらが、伝わってこない。
臭いを伝える努力をしてないか、或いは、伝えることの重大性の認識の欠如か、解かりませんが是非取り組んで
戴きたく思います。
方法としては、①料理の味を表現するあのやり方です。
報道担当者は、出来るだけ現実にちかい臭いを言葉や表情で表わす訓練をして貰いたいのです。
それからもうひとつ、臭いの濃度は、時間と共に強くなる場合も弱くなる場合もありますので、その程度差を
表現できるようになってください。・・・私たちはそれを見て、聞いて一喜一憂すればいいのですから。
もし、テレビから臭いが出てくるようになれば、家は大変ですからそんなものは造らないでください。
まあ、専門的には、毒性があるかとか麻酔性があるかとかいうことになりますので、気をつけてください。
臭いを伝える方法②は、測定器を使うことです。現在は臭いセンサーも高度化されていますので、これで持って
臭いの種類や濃度を伝えてください。要するにアナログをデジタル化して放送するということで、テレビ電波も
すでにやっていることです。今、テレビで地震情報を流していますね。
私は、リアルタイムの情報を伝達するのは、地震の回線専用で使うばかりでなく、臭いも、放射能濃度も津波高さ
も、電力需給量もすべてリアルタイムでやるべきと思っていますので、システム化して戴きたく、お願いします。
そんなこと、国がやるべきでしょう・・・と仰るでしょうけどそうではありませんよ。情報を知らせしむ権利、報道の
自由、世論に後押しされたメディアの力を、こういう切り口から取り組めば、生き残りは可能なんです。
報道メディアも時に競争原理を失い、スポンサーコマーシャルが本当の放送でその合間に、番組を構成している
ように感じられる面もあり、現場へ飛び込んで記事をものにする伝統精神がなくなっています。
もうひとつ、世代に偏り過ぎるのは、よくありません。日本は、明治大正、昭和、平成の人間が一緒に暮らしてい
るわけですから、適当に配分して放送してもらえませんか?。わたし、孫と一緒の時は、孫にチャンネルを奪われ
家人と一緒の時は、連続ドラマと推理ドラマと、韓国ドラマにチャンネルを奪われ、こんな夜中テレビ見ています。


