管仲;
春秋戦国時代の宰相(没紀元前645年)、周14代王「桓王」に仕え、齊の国において,巧みな行政手腕
を発揮する。“管鮑の交わり”や“衣食足りて礼節を知る”などの諺でよく日本でも知られている。
漫画などでこの時代の物語に接したことはあったが、誠に面白かった。
いずれは、中国語で理解したいという野望を抱いていたが、淄博博物館に管子牧民の書が展示して
有ったので記念として留めた。書は大きく30m×2mくらいはあるだろう、壁一面の額に隷書体で書かれ
ている。字数は1190字あまりになっている。見事な筆跡であるが、製作は2006年とある。

《出典淄博博物馆》
管子 牧民第一
凡有地牧民者,務在四時,守在倉癛。
国土を持ち民を養う者は、四季を通じて食物倉庫を守らなければならない。
國多财則遠者來,地辟舉則民留處,
国が豊かであれば、遠くより民が来て、自ずと人が留まる。
倉廩實則知禮節,衣食足則知榮辱。
食物倉庫が実入れが、礼節を知り、衣食が足りれば、栄辱を知る。