孫たちが帰省して、みんなで海水浴へ行った。
昨日は、光市室積海水浴場、今日は、それに加えて柳井市のサザンセト伊保ノ庄マリンパーク。
午前十時、出発するときは、すでに30℃を超えていた。
白砂青松と表現される室積海水浴場と、隣りの虹が浜海水浴場は、山口県の代表的海水浴場である。
特に室積には、ヨット競技に関する設備も整っており、青少年の宿泊設備もある。
到着すると、以外に人が少なく駐車場もすぐそばを選ぶことが出来た。
それからが、大変で買ったばかりの浮輪・ゴーグル・椅子・パラソル・食料品・着替え等々持って、
松の木陰を選んで敷物を拡げる。
風は、少しあるが、波はおだやかであった。
孫たちは、勇んで海に飛び込みそうに、駆け出していく。
まだ浮輪が必要なので、波打ち際でバチャバチャはしゃぐだけである。
孫たちの世話は、家人と親に任せて、わたしは椅子に座って、みているだけである。
孫たちは、浮輪のなかで足をばたつかせる、海底をみる、回転をする。
風に流されるので、私は、ときどき「おーい」と叫ぶ。
海につかって夢中でいると、元の場所も失念する。
沖には、監視船が停泊しており、管理事務所のマイクも注意を促したりして、安全を図っている。
ことしは、サメの出没情報もないので、安心ではある。
孫たちは、驚くほどタフで、あがっては、砂浜で遊び、また、海に向かって飛び込んでいく。
わたしは、目の前のウィンドサーフィンを見ていたが、風上に向かって進むことが理解できないので、
その青年に訪ねてみた。
青年は、さわやかな海の男という感じで、わたしにその原理を教えてくれた。
ボードに立つことだけでも大変だろうというと、そうでもないという。
向きを変える時の動きが難しいらしい。
でも、原理は簡単というので、簡単なのだろう。
彼は、風に乗って海を走っているのが、なにより心地よいと言って笑った。
私は、また定位置にもどって、一服するが孫たちは、まだ “キャーキャー”騒いでいる。
海をみていると、ときどき魚が跳ねる。1mくらいジャンプする。
ボラである。しかもおおきい。
家人も自分が、みた時はうれしいのか、すかさず知らせてくる。
が、その時は、着水したあとなのだ。
私は、決心した。
こいつを撮ってやろう。
一番いいタイミングで魚が跳びあがって全身が見えた時、確保するのだ。
30分くらい広い海全体に目をむけながら、チャンスをうかがう。
そして、その時はきた。
ぼらが跳んだ、撮った・・・とおもった。
50メートルは、離れている。
また跳んだ、撮った・・・今度は確実に撮った。
その写真を公開する。
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いま私は、後悔している。
課題がまた一つ増えた。
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こうして 今年の、“ 私と孫達の夏 ” は終わった。







