百聞蔵のお誘い
東海醸造では、コーディネーター吉澤俊昭氏主催の百聞食堂にて三百年続く味噌蔵で自分たちの味噌を仕込むプロジェクトを実施中。
吉澤俊昭氏とは食品の総合商社で営業職で十一年在籍したがあまりの食の流通の乱れから自分自身の仕事に疑問を持ち心身を病み、本物を伝えるべく会社を辞めた。現在は調理師でもあり心理カウンセラーでもある特技を生かして本物を原点から見つめて伝えるワークショップを各地で開催。特に子どもたちへ本物を伝えることを主に活動している。
百聞食堂とは月に一回のペースで亀山にある「月の庭」の料理研究家の岡田桂織さんにより豆味噌や溜まりを使ったワークショップ。実際に食堂があるというわけではなく食を通じて学びを深めたいという参加者の集い。
岡田桂織さんの信条は「こだわるけど囚われない」ゆるーい野菜食系で呼ばれればどこにでも飛んでいきお料理をするお方。亀山にある「桂樹庵」でも料理教室を開催しているが、現在半年以上待ちの大人気料理家。陰陽のバランスを大事にした料理教室に参加した方は皆、生き方から変容していくようなカリスマ性も併せ持っているが、本人はいたって飄々とした優しきご婦人。
百聞食堂では、参加者とともに料理を作って食べるだけでなく、食後には参加者も参加して、食のジャンルにとどまらず、環境、エネルギー、農業、政治など多岐に渡って想いや考えをシェアする場所でもある食堂。
百聞食堂の理念は「百聞は一見に如かず、百見は一行に如かず、百行は一果に如かず」で、意味は「聞くことよりも見ること、見ることよりも考えること、考えることよりも行動すること、行動して継続して成果を出すこと」
東海醸造株式会社と菰野町で大豆や米、トマトなどの農産物を生産している「ベジファームこもの」の服部さんに協力を仰ぎ、大豆の播種から味噌作りまで木の桶で三年間掛けての味噌作りを通し、農業や味噌蔵や、豆味噌のことを学ぶ体験型ツーリズム。
伝統ある醸造元がこのように一般の方と協力して味噌を作るというのは、本当に貴重で、体験できないことだが、参加者は三年に渡る味噌作りを通じて、普段話をする機会もない農業者や味噌蔵事業者と直接話をしたり、作業現場で作業も体験も。
体験を通じて想いやこだわりを知らないことを知ってもらうことにより興味関心を喚起したい。地元にある食材を地元の方が知って消費することで、地域経済が潤うきっかけづくりを目指す。
また、ワークショップを通じて、豆味噌レシピを学ぶことで豆味噌の消費量を増やし、参加者同士が交流することでご縁を結び、料理のワークショップやお話し会で気づいたこと、学んだことを参加者各々のフィールドで行動に移し、成果を出すためのきっかけ作りの場になればと月に一回活動している。
この味噌は三月二十九日に東海醸造の蔵にて仕込むが、遠方の方でも購入できるようにオーナー制度を導入。ただし、味噌は八百キロ、溜まりは七十リットルしか仕込めないため先着順でこれを読んでくださっている方だけの特典。本が出版されるときはすでに埋まっているため・・・。
一口英世さん一人で、味噌は六百グラム。千三百三十三口のみ。
溜まりは英世さん二人で二千円、三百五十口限定。
ただし三年間待ち続けるという意思のある方のみ。絶対に生きてこの味噌を食べます!という宣言をしてくださいね(笑
塩も厳選したものを。水も「ガイアの水」を使用。「ガイアの水」については次の項にて詳細を掲載致しますのでご確認を。オーナー希望者は一旦私が引き受けますので、ご希望の方はメッセージください。heartparkmori@hotmail.com