『巡り巡って出逢った人』
私の著書『ちいさな酒蔵33の物語』で、装幀家として制作チームに参加してくださった上野かおるさんが、レティシア書房(京都市中京区瓦町) 内に、期間限定で『上野書店』を開店されていると聞き、久しぶりに京都へ向かったのは日曜日のこと。
本屋の中に本屋が開店という妙 🙃
しかも、開店したのは ‘ 本を売らない本屋 ’ !
装幀家・上野かおるさんが手掛けられた書籍と、彼女のお気に入りの蔵書が展示されている ’ 本を売らない本屋 ‘ 上野書店。
いくつかにカテゴライズされた展示書籍のなか、’ 店長のとっておき ‘ コーナーに、私の著書『ちいさな酒蔵33の物語』が!
しかも、ポジションはセンター!
一冊一冊、上野かおるさんの本への思いが綴られた栞が付いていて、仕事に対する熱意と、本への愛情が感じられ、何でもデジタル化されていくなかで、 ‘ 紙物 ’ を大切に思う人の温かさにほっとさせられました。
また、私が上野さんと出会うずっと以前に購読していた本が展示されていて、「えっ⁈ この本の装丁も上野さんが⁈」っと、その人と出逢う前に、その人の仕事に触れていたことに驚きました。
巡り巡って出逢った人。。。
いつかまた、この素晴らしい装幀家と一緒に本を作りたい!
そんな欲求に支配された日曜日の午後でした。
本は著者一人では作れません。
私の著書『ちいさな酒蔵33の物語』は、素晴らしい編集者と装幀家に恵まれ、世に送り出すことが出来ました。
それぞれがそれぞれの立場で産みの苦しみを味わい、産んだあとはみんなで育てる。。。
上野さん、本当に素敵なデザインをありがとうございました。
いつかまた一緒に、心が見える本、作りたいです。
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#本