ウーパールーパー陸化個体飼育の話ぃ | 東北淡水魚のブログ

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どぉもでぇす(^o^)/


忙しくなる前に

ウーパールーパー陸化個体飼育の話です。

過去に記事にしてますがお問い合わせが多いので失敗談なんかも書きたいと思います。


以下の記事はあくまで当方の場合で、経験によるものです。


基本的にウーパーの養殖数が多いです。

陸化するかは単純に確率なので陸化する条件はわかりません。


陸化する時期は、当才の成熟前でいわゆる成長期ですね

時季で言うと7~10月(宮城県)で、この時季に残っている在庫の中から陸化してます。


当然その年により在庫数は異なり陸化する数も異なりますが10匹前後、約0,5%くらいですかね1%はないと思います。↑(7~10月の在庫のうち)


当方では毎年6000~12000匹養殖しているので何かしら変わったの出ます(笑)

陸化するのは個別管理ストック個体からです。


今回あまり画像を用意していなかったので過去記事からの画像も使います。
では
ウーパールーパーの陸化個体

アルビノですが金環あり個体で若干ゴールデン系入ってます。
金環部分の面積が広くなって瞳が小さいですね

金環あり、なしで雰囲気変わります。
陸化すると何故か顔の形は個体差あります。
あご?ですかね

リューシ金環なし

マーブルです。
ラメ系は陸化するとインパクトがかなりあります。

ゴールデンです。
強烈にキレイですね、模様がインパクト大です。

アルビノ金環なしです。

左下が脱皮中の個体ですね
上の個体がミューテーション陸化
う~ん水換え前なので水が汚いですね(^_^;)

ウーパーとの違いは
ヌメリが無くザラザラしていて脱皮します。
ヒレが無くなります。
目が出て口がデカくなります。
全体的に力強いです。

特性は
ウーパーに比べよく動きます。
なので代謝が激しくウーパーより餌を必要としますが、飼育環境によりますかね?

ウーパーは3年もすると大きく動きがゆったりになります。
成長途中の個体よりエサを控えても大丈夫になりますが、陸化個体は極端にエサの回数を減らすと痩せます。

噛み合いはしてない感じですね
基本的に性質が若干変わります。
フルサイズもウーパーより小さいです。

寿命ですが
ウーパーと変わらなくないですか?
よく聞かれますが、陸化はウーパーより総合的に強い印象あります。

私はウーパーの養殖を約20年しております。
スマホも無い時代で試行錯誤でしたが
陸化は2年目から出て飼育しましたが10年以上は普通に生きます。

販売個体と別に飼育個体は10匹程度いましたが、ウーパーと違い病気にもならなくてポロポロ落ちることなく全ての個体が普通に長生きでした(極端な失敗例がありますが)
しかも容器は混泳状態です。
ウーパーを同じ数飼育するよりも丈夫と思いますがどうですかね?

基本、ウーパーの寿命ってよくわからないですね
私はエサを与えても太らないと寿命と考えています。
10年を超える個体で太らないとなると、寿命で栄養が摂れないのか、何かしらの疾患で栄養が摂れないのか、寿命により疾患になるのか正直わかりません。

寿命と言われる状態になって落ちてしまう個体はかなりの年数の差があると思います。

当方では20年生きてないですかね…
20年だと最初の個体になるので。
親個体なので混泳なのと手放す機会があるのも原因かもしれないですが。
お客様でも10年以上生きている個体も多くいるので寿命は10年以上と思います。

あと個人的に思うのですが、時間の進み具合は一定ではないと考えています。

魚類の養殖が主ですが、水温が高い夏を中心に代謝が激しく成長もして時間が早く進み、冬季はほぼ時間が進んでない印象があります。↑宮城県で

当方は基本的に常温管理です。
冬季にヒーターなどを使って飼育すると年数的(寿命と言われる)には短くなる気がします。
あくまで個人的に思ってるだけですが。

あと常時適温と言われる温度帯で管理していると適応力が弱くなる気がするのでよほどの場合じゃない限りヒーターは使ってないです。 
なので冬季の出荷でもカイロは使わなくて大丈夫な個体です。
当方の販売種のほとんどは各季節の水道水温に適応(耐えられる)しています(笑)

話戻して
陸化ウーパーのお問い合わせで飼育方法と寿命は聞かれる事が多いです。
陸化は寿命を削って体の作りを変えるから短命との話も聞きました。

専門的な事は正直わかりませんが、私の記事は実際に経験した事ですので皆さんが総合的に判断してください。
私は商業的な飼育環境ではありますが、お客様のなかには凄い方が沢山おります。
理屈の話ではなくマニアの方の実際に経験した話は凄いです(^-^)

寿命の話でした(^o^)

じゃなくてぇ(-_-;)

陸化の飼育ですね
当方では2パターン長期飼育経験がありますが、いずれも水中飼育環境です。

ウーパーと決定的に違う環境が
水深です。
最も気を付けるとこですね。
溺れます。

まずは陸無し環境
容器に2~3㎝程度の水深のみ
砂利も敷きません。

ウーパーが空気呼吸をする時、楽に水面から顔を出せる環境です。

飼育と違いストックですが空気呼吸してる個体も見えます。
容器が汚い…プリンカップはすぐ白くなります(-_-;)
この状態でも落ちないですね。

↑のプリンカップを大きくした環境ですね
エサは特別なものは必要なくウーパー時代と同じもので大丈夫です。

脱皮の皮や給餌により水が汚れるので水換えは基本になります。

もう一つがテラリウム
今は飼育していないので画像は過去のブログから

リューシかな?ブラックも見えます。
砂利で陸を作って園芸用のプラのネットで砂利止め。
水深は若干あります。10㎝程度ですかね
投げ込み式フィルター入ってます。

水の色を見てわかるように、ほぼ水換えしてません。
ウーパーなら危険な水質です。

陸化飼育はこんな感じで陸上飼育しません。

あと産卵ですね
陸化個体同士で産卵します。
卵は少なくウーパーみたくごってり産まないですね
3~50程度と思いますがウーパーに比べ食卵が激しく正確な数は未確認となります。

こんな感じで産卵して

こんな感じで産み付けます。
上記で説明したテラリウム飼育槽ですね
水面は見えないですけど水深10㎝超えてるっぽいですね(笑)
まぁ大丈夫です。
比較的数量多めの混泳水槽でも問題なかったです。
状態も産卵するとこみると良好と思います。

他に注意することが
以下の失敗例になります。

陸化個体は当初販売していなく数が増えてきたので、水深を深く園芸プラネットで陸を作りネットの下に容量のあるろ過をセットして飼育しました。

結果
水深があると陸の面積があっても溺れます…
落ちます…(-_-;)

泳いで水面まで行きますが繰り返すうちに体力なくなるみたいです。
ヒレがないので泳ぎは厳しい感じで浮力もない印象ですね。

他に水草ですが
テラリウム環境で水換えをほぼしないので水質改善の為にウィローモスを入れてました。
ウィローモスが成長してくると…

ウィローモスに絡まり溺れます…
落ちます…(-_-;)

他に
テラリウム環境でエサと残飯処理の為にヌマエビを入れてました。
いい感じです。

大量に入れてみました。
エビ自体がエサ不足になります。

陸化ウーパーが食われます…(-_-;)
この場合は落ちませんが肉も食われると跡が残ります。
カビの原因にもなりますね。

私の場合は、私の飼育環境に合った飼育しかできない(長続きしないので)ので、私自身の経験によるものです。

あっ
あと最後に
このウーパーなんですが

なんか力強い感じですね
なんか変です。

普通に陸化初期の個体って感じですが…
陸化始まるにはサイズが大きいような…

実はこの個体

ずっとこのままです(°Д°)

陸化途中で止まってます…(撮影時2月)
基本的に陸化始まったら2週間程度?で完全に陸化します。

稀に中途半端なウーパーになるのもいるみたいですね
この後どうなるんですかね
今までこの1匹のみです。
しかも臓器はどうなってるんですかね…(^_^;)

今回はお問い合わせの多い陸化ウーパー飼育の経験談でした。

皆さんの飼育環境に合わせた飼育の参考になれば幸いです(^o^)/


この記事を書いた後に最新の
ウーパールーパー成体(陸化、上陸、変態)の飼育
の記事をホームページのブログに書きました。

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