コバンムシの飼育&繁殖? | 東北淡水魚のブログ

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こんにちは(^o^)/


飼育方法でお問い合わせが多いコバンムシ、陸化ウーパー。

今回はコバンムシの飼育&繁殖?の話になります。


何故に繁殖?

肝心なとこが確認出来なかったので

?にしてます(笑)


コバンムシは20年程度飼育しております。

手探りでしたが当方の環境では普通に飼育しているので参考になれば(^-^)


皆さんの飼育環境では合わないかもしれませんが多少応用して自分の飼育環境に合わせた飼育方法で試してみてください。


では

コバンムシとは

こちらの水生昆虫ですね
1㎝程度です。
タガメとコオイムシを足して割ったような感じです。
性質はそれらとは違ってます。

まず泳ぎは上手でタガメやコオイムシに比べかなり素早いです。
お腹に空気を溜めるタイプですが比較的水の汚れに強く、タガメの幼虫では腹部の汚れで落ちてしまう環境でも生きています。

補食は待ち受けタイプではない感じで、とにかく泳ぐ掴まる、刺す、でエサを食べてるように見えます。
匂いにもそんなに反応してない感じで刺して食えそうなら食ってるのかなぁ?
といった印象です(笑)

上記で刺すと書いてるので体外消化ですね
これらの特性から
手に登ってきたりするとすぐ刺します。
消化液を入れられると想像よりひどい事になります(笑)

よく刺されるので、慣れた気して数秒刺されたままにしたら多分消化液入ったんですかね
刺された指はボコボコのパンパンになりました。
手の甲まで腫れてますね
ブヨに刺された感じに似てますが刺された場所が変な色になります(笑)
気をつけましょう。

さて
飼育ですが環境は、水質、高水温、低水温に対して、ある程度耐性はあると思うのでさほど神経質にならなくて大丈夫と思います。

一番は餌です。
コバンムシ飼育で、落とす原因はエサ不足の場合が多い気がします。
幼虫期は脱皮ですね。

飼育セットですが、まず1つがオーソドックスな屋内水槽タイプ。
太陽光が入らない場所ではろ過入り、太陽光が入る場合はろ過なしで飼育してます。
異常に水草が多いです。
あと水上にも出られるように浮くもの(プラケのフタ、発泡トレイを割ったもの、浮草)が何か入ってます。

写り込みがハンパない(笑)
私の場合、安定して給餌するためエビは必須です。
ヌマエビ系ですね、大量に入ってます。

エビは餌としてだけではなく、コバンムシに与えた餌の食い残しの残飯整理の役目も大きいです。
水質悪化を防ぎます。

エサは通常冷凍アカムシを与え、エビも食います。
一応モノアラガイなんかも入れてます。
弱った魚やなんかの幼虫とかもたまに入れます。
ミミズとかヌルヌルしたエサよりもサシとかザラザラしたエサのほうがコバンムシがエサとしての認識が良い気がします。

エビ食ってます。
モツゴ食ってます。

基本飼育はこんな感じです。
もう1つが上記の特性をふまえた飼育で
太陽光を必要とします。

飼育設備はここでは詳しく書きませんが
メダカの屋外飼育法がそのまま使えます。

水草やエビの育成、水温水質への耐性などからメダカの屋外飼育の設備でコバンムシの飼育環境にします。
1つ注意するのがコバンムシはザラザラした壁面を登るのでツルツルした容器かフタ(網状がいい?)が必要になります。

メダカの屋外飼育技術は確立されてるしミジンコの培養もできます。
ミジンコは幼虫のエサに最適?です。
水草もいろんな種類育てられますね(^-^)

次に繁殖
いや
繁殖?です(笑)

上記の環境で飼育していると産卵期には交尾行動が盛んに行われます。


交尾行動は産卵期に飼育槽を見ると必ずどれかの個体に見られます。

ここからが未確認になります。
そう
産卵床です。

環境は
砂利入り、ウィローモス、マツモ、アナカリス、浮草、種類不明の抽水植物(茎は2㎝程度)が入れてありました。

水草はウィローモスとアナカリスと他にセリとかある程度茎が太くて入手しやすいのでいいと思います。

気がつくと2ミリ程度の幼虫がいました。
20匹程度?
屋外飼育でした。

観察しやすいように屋内、太陽光あり、ろ過なし環境へ


写真撮ってなかったので若干成長した画像になります。水汚いですね(^_^;)

小さいうちのエサはブライン、アカムシ、エビの仔、モノアラ等
茎の汁でも食うかな?と思いアナカリス、マツモは入れてました。ウィローモスも
抽水植物は産卵槽で枯れてました…
上の画像のサイズまで成長したので成虫と同じ方法で飼育。

成虫まで育ちました(^-^)
ちなみにに水上にも出ますね

ガラス面が汚くでピント合いません(^_^;)
中央水草の上にいます。

3匹は写ってます。
1匹は水草の上にいます。

この水槽の場所なんですが西日がガンガンで夏は30℃は軽く超え(35℃はある?)冬は凍る寸前で水槽裏のガラス窓は凍ります。

同じ水槽で2月に撮影
コバンムシは移動してたんですが取り残しが1匹いました。生きてます。
このくらいの高温、低温、水質の悪化には耐えました。
ここまで過酷な環境にする人はいないと思いますが(^o^;)

趣味として飼育&繁殖は可能と思います。
是非挑戦してみてください(^o^)

今回はこのへんで
次回は失敗談を踏まえた陸化ウーパーの話かな?

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