「サブフォーを目指すなら、カーボンシューズを履くべき?」
そんな疑問を持つ市民ランナーの方は多いのではないでしょうか。
確かに、多くのトップランナーはカーボンシューズを使用していますが、それが“あなたにとって”ベストかどうかはまた別の話です。
今回は、カーボンとノンカーボンの違い、メリット・デメリット、そしてサブフォーを狙うランナーにとっての適性を整理してお届けします。
【1. カーボンシューズの特徴】
■メリット
- 高い反発力と推進力:スピード維持がしやすく、後半のタイム落ちを防ぎやすい
- PB更新の可能性が高い:効率的な走りができれば記録向上に直結
- 厚底との相性で脚への衝撃も軽減されるケースがある
■デメリット
- 脚力・フォームが不安定な人には負担:特に30km以降、崩れると失速しやすい
- 価格が高め:耐久性も短いモデルが多く、コストがかさむ
- 地面との接地感が薄く、脚を使わない感覚になることも
■適性
- ある程度スピード練習をこなしてきたランナー
- フォームが安定しており、足腰の基礎ができている人
【2. ノンカーボンシューズの特徴】
■メリット
- 足に優しく、安定感が高い:サブフォー手前のランナーでも安心して使える
- 足裏感覚を活かした走りができる:怪我予防やフォーム改善に有効
- 比較的価格が抑えられ、寿命も長いモデルが多い
■デメリット
- 反発力ではカーボンに劣る:特に終盤のペース維持には自分の力が必要
- スピードの限界値がやや低い:PBを狙うなら物足りなさも
■適性
- フォームや筋力に自信のないランナー
- 30km以降の安定感を重視したい人
- “安全に完走”から“記録挑戦”にステップアップする途中段階の人
【3. サブフォーを狙うなら、どっち?】
結論から言えば、サブフォーはノンカーボンでも十分達成可能です。
実際、多くの市民ランナーが、ペガサス、ゲルカヤノ、フレッシュフォーム1080などのノンカーボンモデルで4時間を切っています。
一方で、「あと少しスピードがほしい」「少しでもPBを狙いたい」という方にとって、脚が仕上がっていればカーボンは強力な武器になります。