ランニングを楽しんでいると、より長く、より速く走りたいと感じる瞬間が訪れます。

しかし、スピードや距離を伸ばそうとすると、思わぬケガに見舞われることも。

そんな時に見直したいのが「ランニングフォーム」です。

フォームが改善されると、無駄なエネルギーを抑え、効率よく走れるようになります。

今日は、すぐに実践できるランニングフォームの改善ポイントをお伝えします。

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**1. 頭の位置を意識する**  

ランニング中に頭が前方に突き出ていると、首や肩に余計な負担がかかります。

頭は背骨の延長線上にあり、視線は約15〜20メートル先を見るように心がけましょう。

これにより、体全体のバランスが良くなり、自然と効率的なフォームが作られます。

**2. 肩の力を抜く**  

肩に力が入りすぎると、腕の動きが制限され、フォームが崩れる原因となります。

肩はリラックスし、腕を自然に振ることを意識しましょう。

腕の振りは前後に、肘を90度に曲げた状態で行うのが理想的です。こうすることで、よりスムーズなランニングが可能になります。

**3. 足の着地を改善する**  

ヒールストライク(かかとから着地)を避け、ミッドフット(足の中央)で着地するようにしましょう。

これにより、膝や腰への衝撃が軽減され、ケガのリスクを低減できます。

また、足を着地させた後すぐに蹴り出し、体を前方に進めることで、効率的なランニングが実現します。

**4. ピッチを意識する**  

ピッチとは、1分間に何歩進むかを示す指標です。

理想的なピッチは180歩/分と言われています。ピッチを意識して走ることで、足の回転数が上がり、無駄な力を使わずに走れるようになります。

初心者の方は、現在のピッチを測定し、少しずつ理想の数値に近づけていくと良いでしょう。

**5. 呼吸を整える**  

正しい呼吸は、ランニングフォームの維持に欠かせません。

意識的に腹式呼吸を取り入れることで、酸素の供給が効率化され、疲れにくくなります。

息を吸うときは鼻から、吐くときは口からを基本とし、一定のリズムを保つことが大切です。

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**結論**  

ランニングフォームの改善は、一朝一夕で身につくものではありませんが、今日から実践できる小さなポイントを意識することで、徐々に成果が現れてきます。

正しいフォームで走ることは、ケガの予防やパフォーマンス向上に直結しますので、日々のランニングにぜひ取り入れてみてください。

フォームを見直し、ランニングをさらに楽しんでいきましょう!