今年の日本の夏の暑さの異常さについて、以下のように説明できます。
- 今年6月から8月までの3カ月間は、北半球の夏としては観測史上最も暑く、1991年から2020年にかけての平均気温を0.66℃、これまでの最高記録を0.29℃も上回っていたという報告があります¹。
- 7月21日には、埼玉県熊谷市など全国6カ所で気温が40度を超えました。一日で40度を超えた数としては統計史上、最多でした²。
- 6月末から7月上旬には各地で「猛暑日」が続き、全国12カ所で年間の最高気温を更新しました²。
- この春に発生したエルニーニョ現象や偏西風の蛇行などが影響して、暖かい「太平洋高気圧」の張り出しが強まりました²。また、全国的な梅雨明けも例年より早い6月末でした²。
- このような高温になる確率は、地球温暖化がなければほぼ0%だったという研究結果もあります²。地球温暖化によって、大気中の水蒸気量が増えたことなどが影響したと考えられます¹。
- また、6月～7月上旬に日本各地で発生した線状降水帯への影響も調べられており、温暖化していなかった場合と比べて発生数が約1・5倍に増えていたという結果が出ています¹。7月9、10日の九州北部の豪雨は、温暖化の影響で総雨量が16%増えていたことも分かっています¹。
以上が今年の日本の夏の暑さの異常さに関する情報です。ご参考になれば幸いです。😊