七夕にお願いしたい事 | todou455のブログ 火縄銃ときどき山登り

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七夕の願い事2022

 

 

 本来、日本の七夕は、清らな乙女が,水辺で機を織りながら、作神である水神の訪れを待つ古代祭儀であったいわれています。

ですから七夕の日には,女性が髪を洗ったり、子供たちが水浴びをしたり、井戸浚い、牛馬を洗ったりなど、水に関する伝承が全国的に数多くあります。昭和の中ごろまで,旧家では台所や井戸端に小さな七夕飾りを祀るお家が数多くありました。

 

 

 

 

また七夕には,夏の畑作物や稲の収穫祭など農耕儀礼としての性格もあり,農耕民族である日本人は,七夕の日に水神様に五穀豊穣を祈願してきたのです。

  七夕のこの日,少女たちは,技芸や書の上達を星に願い短冊や梶の葉に願い事や和歌などを書きます。機織り上手の織姫や水辺で機を織る清らかな少女にあやかろうとしたのです。

 

梶の葉と短冊

 

この日に素麺を食べ,互いに贈る習慣がありますが,これも技芸上達を願った証です。素麺は機織り用の白い糸に見立てられていたのです。

 

 

 

 私が,七夕にどんな技芸の上達を願うかと言われれば,やはり火縄銃の整備と分解が上手になりますようにと願うのでしょう。とはいえ,織姫と牽牛の逢瀬の日に,こんな無粋なことを願うとは,誰が考えても正気とは思えません。笑止千万とはこのことです。

 

仙台筒10匁筒の機関部の完全分解写真

 

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