ヘナチョコ花見 | todou455のブログ 火縄銃ときどき山登り

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 昨日,福島の飯坂温泉にある瑠璃光院医王寺を訪ねようと,勇躍家を出た。瑠璃光院医王寺は芭蕉も立ち寄り,源義経への忠義を貫いた佐藤継信・忠信兄弟とその妻女の気丈な優しさに涙した場所としても有名なお寺である。

 途中,宮城県南の丸森町にある日本料理「桜坂」で花見用の弁当を受け取った。タケノコご飯を注文していたが,まだ地元産の物が出ていないとのことで,タケノコご飯がウナギちらしにされてしまったのが,ケチの始まりである。

 

タケノコは,ウナギに化けることがあるらしい。

 

 

 天気は良いものの風が強く寒い日であった。丸森町から阿武隈渓谷を遡り,小一時間ほどで飯坂温泉に入ったが,気温はなんと四度である。花冷えどころの騒ぎではない。これでは花も風邪をひいてしまうであろう。 この時期,三寒四温が続くのは当たり前だが,こんなに寒いと桜の下で,弁当を広げる気にはサラサラならない。

 とうとう尻尾を巻いて,「桜坂」に戻りお店の中で弁当を広げるという情けない結末である。

 

野外のはずが,店内での食事と相成ったお花見弁当

ウナギちらし寿司,おかずは煮魚,カキフライ,へそっこ大根の煮物,エビにコゴミの天ぷらなど。

 

そのようなわけで昨日は,福島市にドライブしに行き,道路近くの桃畑を眺めただけというヘナチョコお花見の日となってしまった。しかし,こちらにも意地というものがある。今日は,何が何でも「桜坂」にタケノコご飯を炊かせ,医王寺に行ってくることにしよう。

阿武隈川と桃畑