丸森町日本料理桜坂のジャズライブで,当たり前の生活を思う。 | todou455のブログ 火縄銃ときどき山登り

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 7月15日の晩に同級生の経営する宮城県丸森町の日本料理店『桜坂』で,ジャズライブが開かれた。私は,時期尚早だとしてライブ開催には反対していたが,ライブ当日になりスタッフが全く足りないということが分かり,節を屈して手伝うことになった。

 

         安田智彦さんと,そのチーム


 

 

 

ジャズマンの安田智彦さんとそのチームの演奏は素晴らしく,私は久々に楽しい思いがした。また安田さん自身も2月以来のライブということで,嬉しそうだった。しかも昨年の台風19号で被災した丸森町への募金を届けてくれ,丸森町のお客さんの顔もさらにほころんだ。

 

安田智彦さんが集めてくれた丸森町への義援金


 昨年10月の台風19号により丸森町は,大きな被害を受けた。やまちゃん

         の店も床上90センチの浸水被害を受け,今度は武漢肺炎禍でのダブル

         パンチだ。 

 

 その時ふと気づいたが,こんなことは,ほんの半年前までは,当たり前のことだった。このままウイズコロナが続けば,観光業や飲食業は軒並み倒産の憂き目にあう。そうなればもっとたくさんの不幸が生まれる。しかもステイホームという言葉は耳あたりがよいが,つまりは人と接触するなということだ。そうなればスポーツや音楽にとどまらず文化活動は死滅するということになろう。
 ジャズライブ開催についての私とやまちゃんの意見対立は,そのまま日本の縮図のように私には思えた。厚労省によれば,国内で毎年推計で1万人の人がインフルエンザで亡くなっているという。武漢肺炎は,予防薬や特効薬のない質の悪い風邪に過ぎない。腹をくくり,当たり前の生活をしながら,武漢肺炎と付き合う方法を考える必要もあるのではないだろうか。