「・・・どれが北極星?」
「・・・北極星って、いちばん光ってる星でしょ?先生言ってたやん。」
「・・・じゃあ、あれかなぁ?」
「・・・うん。あれやと思う。なら早く緯度を計ろ。もう俺寒いよ」
「・・・げんこつ一個分が緯度10度やったよね?」
「・・・そうだよ。早く早く」
「・・・ってことは、1個、2個、3個、4個・・・
・・・分かった!!北極星は緯度・・・」
ふと小学校の頃に理科の宿題で星座観察をした思い出が蘇えってきた、外です。
さて、松山に「芋炊き」という行事があるように、こちら仙台にも「芋煮」という行事があります。
内容はどちらも同じで、河原で鍋を囲み、ワイワイやろうという行事です。
ただ、こちらには味に2パターンあるのが特徴でしょう。
その名も、
『宮城風芋煮』 と 『山形風芋煮』。
ざっと説明すると、前者『宮城風』がしょうゆ味かつ牛肉使用、後者『山形風』が味噌味かつ豚肉使用という感じです。
今回、総代である私(詳しくは4月の「みちのくより」参照)は、仙台1年目のくせに、クラス芋煮をプロデュースせねばなりませんでした。
果たしてどうしたものか。
クラスで芋煮をすると言ってはみたものの、材料が分からない。しかも鍋はどこから調達すれば?そして味は「宮城風」がいいの?「山形風」がいいの?なんだか場所取りも大変だって聞いたけど。
全く途方に暮れた自分は、自宅生の友人に相談。
「鍋は生協に借りるといいみたいだよ!」
・・・なるほど。
それで材料はどこで調達すればいいんだろう?
秋田出身の友人はこう言います。
「材料が分からないの?じゃあ俺、焼きそば持っていくよ!」
・・・なるほど。鍋なのに焼きそばですか。カオスですね。
でも待てよ。確かに形にこだわらないオリジナルな鍋も意外と面白いかも。
それで場所取りはどんな感じなのかな?
部活のハッチャケ担当の先輩(詳しくは6月の「みちのくより」参照)はこう言います。
「あ~場所取りね。あれは前日の昼3時からやらないと無理だよ!」
・・・なるほ ってそれはさすがに納得できませんw でもまあ大変なことはよく分かりました。
でも形にはなってきたぞ。いっちょオリジナル芋煮やってみるか。
-1週間後(芋煮実施前日)-
ひとり火に薪をくべながら、時計に目をやる。
―PM9:55
やはりこうするしかなかったのです。
場所取りはやはり前日からが基本のようで、東北大近くの河原は夜だというのにすでに人でいっぱい。
まるで密集キャンプファイヤー状態。
そして最初は1人だった焚き火の回りには、PM10:00の集合に間にあわんとするクラスの友人達が1人、また1人と加わっていきます。
前日からの場所取りに、数名の友人が賛同してくれたのです。
彼らが承諾してくれた時は、ほんとに良い友人を持ったと心から感謝しました。
僕ならこんな寒いところにはよっぽどじゃない限り来れません。
交代で火に薪をくべながら、会話は小さい頃の思い出話に。
そういや、理科で星座観察の宿題が出たことがあって・・・
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「・・・げんこつ1個分で10度だよね?」
「・・・そうだよ。早く早く」
「・・・ってことは、1個、2個、3個、4個・・・
分かった!北極星は緯度・・・90度!・・・?」
「・・・なわけないやろ~。もう一回計ってみ。だって教科書には・・・」
「あっ」
「・・・なんなん?いきなり」
「この星座早見表、北と南が逆や!」
「・・・てことはあれは北極星じゃないん!?」
「・・・そうみたい。後ろでいちばん明るい星は・・・あれだ!あれが真の北極星や。まんまとだまされたね」
「・・・おいおい~。」
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・・・というオチ。ん?つまらん?確かにね。
こうして満点の星空の下、眠らぬ一夜が過ぎたのでした。
「芋煮」という行事を全く知らぬもの同士の、なんとも温かい夜でした。
そしていざ当日、オリジナル芋煮はまさかの盛況で、挙句の果てに何者かがアーモンドチョコやスナック菓子まで混ぜる始末。
しかもその何者かは、それをみんなに振舞ってことごとくドつかれてました。
その何者かが僕のことだと思った人、きっと正解だと思いますよ。残念ながら。
ということで、えらそうに近況報告した外でした(´∀`)
さて、早くも、来月のコラマーを募集しています!
後輩も見てくれていることですし、どうか協力よろしくおねがいします。
今月は火曜コラマー不在という事態に陥ってしまいましたが、来月は必ず4人のコラマーさんにコラムを書いていただきたいと思っています!
どうか、どうかお願いしますm(_ _)m
それでは。