特許事務所
の仕事では、日本への国内出願だけでなく、海外への特許出願などもやります。
外国の手続は、その国の弁護士や弁理士を経由して行うのですが、PCT国際出願という手続は、PCT-ROインターネット出願ソフトを使って、行うことが出来ます。
PCT-ROインターネット出願支援サイト
に色々と詳しく説明されていますし、私が運営している特許明細書の書き方等を紹介するブログの2010年2月7日以降のエントリーでは、実際に考案した発明について国際出願を行う流れを説明しています。
http://tokyotokkyo.jugem.jp/?month=201002
昨日のエントリーで紹介したインターネット出願ソフトは、日本の特許庁との国内の出願手続などのやりとりを行うソフトで、こちらでは、出願後の手続も色々と出来ます。
一方、今日のエントリーで紹介するPCT-ROインターネット出願ソフトは、名前は似ていますが、国際出願手続を行うソフトです。
いずれも、特許庁のホームページ内で、丁寧に説明されていますので、理論上は、その説明に従ってやれば誰でも特許出願等の手続が行えるようになっています。
但し、実際には、特許法などの法律や、出願手続の流れなどの決まり事の他、特許明細書を書く技術的なテクニック、技術常識の理解など、幅広い知識が必要になりますので、そんなに簡単なことでは無いとは思います。
特許明細書作成や特許出願手続を、特許事務所に頼らずに自社で行う、いわゆる特許業務の内製化を進める企業が増えているようです。
これらの手続を知ることで、特許の世界の全体像が分かるようになりますから、そのことはとても良いことですが、全体像を理解するまでには相当な時間がかかります。
単純に、特許事務所に支払う費用を抑えるためだけに、内製化を進めると、時間がかかりすぎて、実質的にはコストダウンには繋がらないことがありますので、注意してください。
個人的には、コストダウンを目的にした場合の内製化はうまく行かない可能性が高いです(途中で挫折する)。
社内の技術者、若しくは知財担当者の育成という観点で、特許業務の内製化を進めた場合には、時間はかかりますが、社員のスキルアップにもつながり、成功する可能性が高いのではないかと思います。