小さな頃からアトピー体質で、大人になってから色々な体質改善を試みてきた。漢方とか、アロマテラピーとか、アーユルヴェーダとか。
そのおかげか、単なる経年によるものなのか定かではないが、すこしはマシになったと思う。
とはいえ、やっぱりちょっとした刺激がきっかけで、すぐに肌が「あ、あかんわ」と言ってくる。
少し前までの悩みは、手首のボロボロ。
アンチステロイドではないので、必要だと感じれば適宜使用しており、
今回も、ステロイド+保湿剤で、しばらく様子を見てみた。
いま、治りかけってところ。
ピーク時には、表皮全滅でジュクジュクしていた箇所も、どうやら薄皮が張ってきたようだ。
こういうとき、よく「薬のおかげで治った」と言う。
けれど、「薬の力を借りて、自分の肌の再生力が高まった」と言ったほうが、正しい気がする。
薬剤の成分は、私の身体の生化学反応に作用して調整するだけで、実際に皮膚を再生したり行動しているのは、私の細胞たちだ。
塗り薬も飲み薬も、ほとんどの薬は、身体が元からもっているポテンシャル以上のことは対応できない。
抗菌薬やホルモン剤など、それ自体が作用する薬もあるけれど、最終的には、自分の身体がもつ生命力?みたいなものによると思う。
酷だけど。
大人になった今、自分の身体のことは自分しか守ってあげられない。
そして、人間の身体は、思っているより可能性を持っている。
うっすら張った自分の皮膚を見ながら、「超がんばってるね」と、話しかけている。
mi.