新年から、やな感じ?

 

年末年始、今年はあまり食べ過ぎたりはしていないけれど、これまでの実績があり関心ありありの、

セルライトのはなし。

 

まずセルライトは、美容業界のワードです。

医学的に問題となる「肥満」とは、また少し違ったもの。

そこまで太っていなくても、出てくる事がありますよね。

 

確かにセルライトの正体は、脂肪です。

 

では、なにゆえ、こんなにボコボコした皮膚になるのか。

 

皮膚の下を覗き見〜〜。

 

表皮(肌のバリア)

真皮(ハリツヤ)

皮下組織(クッション、保温)

 

だいたいこんな構造になっている皮膚。

 

セルライトにかかわるのは、皮下組織の部分です。

ここのメイン細胞は、脂肪細胞。

細胞のなかに、中性脂肪をドーンと溜め込んだ細胞です。

一般成人で、約250〜300億個の脂肪細胞があるといわれます。

 

体表面や体内で、クッションや保温の役割をになっています。

外気や衝撃、内臓同士の衝突などから、身体の組織を守ります。

 

近年では、脂質や糖代謝をコントロールするための、色々な生理活性物質を分泌することもわかってきています。

 

皮下組織は、コラーゲンなどから作られる繊維組織の区画内に、この脂肪細胞が集まってできています。

 

脂肪細胞に中性脂肪がどんどん溜まって、細胞が大きくなると、繊維の区画をググーッと押し上げようとします。

 

繊維組織はその上の真皮などに繋がっているのですが、性別によって並び方や繋がり方に違いがあるようです。

 

男性のばあい、編み目状であったり滑らかな斜め状に配置されている。

 

女性のばあい、皮膚に対して垂直につながりのある部分が多い。

 

その垂直のつながり部分が、まるで「点」のようになって、脂肪細胞の膨らみに対して、その点の部分だけがもとの位置から伸びきらない。

そこが、セルライトの凸凹の凹み部分に当たる。

 

なので、圧倒的に、女性のセルライトが多いそうです。

 

 

 

あと、エストロゲンもセルライト形成に関わっているようで。

 

エストロゲンによって、コラーゲンなどをつくる線維芽細胞が活性化されると、細胞外の体液が増加して、血管を圧迫し、組織が低栄養・低酸素状態になり、正常な血液/リンパ液の循環に悪影響をあたえる、そうです。

 

セルライトを除去するには。

 

過体重であれば、まずは減量。

脂肪細胞そのものを小さくします。

あとは、マッサージ等で溜まっている水分を移動させてあげると、一時的に皮膚表面の凸凹がなくなったように見えます。

 

残念なことに、変形した繊維組織は元には戻らないようなので、

根本的解決のためには、外科的手術、レーザー、音波、衝撃波、などの専門的対処が必要となります。

 

セルライトとは、女性らしさの象徴、と、割り切るべきか。

mi.