本能的に楽しみたいアロマテラピーも、人体の構造や香りの科学的構造がわかっていた方が適切に使えるし、使い方のバリエーションも広がる。
知識はあるに越したことはない、というのは私個人の見解ですが、安全に有用性を高めるためには科学的知識も必要だと思う。
ひととおりの知識は、アロマテラピーインストラクターやセラピストの資格を取るために学んでいる。
解剖学みたいなものから香りをつくる成分の構造、アロマテラピーの歴史などだ。
資格を取得して、なんとなくひととおり知っている気になってはいるけれど、いざ、というときに アレ、コレなんだっけ…と思うことは少なくない。
入れた知識が身になっていない証拠だ。
試験勉強ではあるある、よね。
加えて私は、かなり深いところまで突き詰めたくなってしまう気質のようで、ひとつのことから10も20も知識を得たくなってしまうし、そうしないとストンと頭に入ってこないらしい。
困ったことに、途中で疲れてしまってあきらめることもしばしばある。
でも、知らないことを知るのが、とても楽しい。
今の課題は、インプットとアウトプットのバランスが悪い(前者だいぶ多め)のをどうにかしたい、ということ。
で、ここで増えすぎた私の中の知識を発散していきたいと思っています。
いまいちばんアツいのは、香りが香りとして脳に判断されるまでのこと。
香りの成分が電気信号となって脳に届く、というのは超基本的な知識。
アロマテラピーをやっているひとなら皆しっている。
でも、じゃあどうやって電気信号に変わるの、とか、ニオイを嗅ぎ分けられるのは何で、とか、もっと知りたいのだ。
そんなとき、先日Amazonでとても良い電子書籍を見つけた。
科学雑誌『Newton』内の、嗅覚と味覚を取り上げている記事を書籍化したもので、オールカラーで見やすいし、今知りたかった事が全部載っていたのだ。
香りが香りになる順路について、描かれていたものを模写してみたのがコレ↓
試験勉強のときに、何度もなんどもお目にかかった図なのだけれど、これまでのどのイラストよりも具体的なイメージが掴めるもので感動しました。
これに、メモ書きを追加して。
自己満足するのに十分な仕上がりになって、思わずニヤけてしまうのをぐっと抑えて…
これをもとに、香りの成分が香りとして認識されるまでを整理していきますぞ。
日々是勉強。
mi.