なかなかの長文になってしまいました
お時間のあるときにお読みいただければ幸いでございます
先日、浴室リフォームの話を書いた。
何故リフォームすることになったのかというと、飛び込みの営業が来たから。
しかも、数日の間に2社もやって来た。
1社目の営業マンは、うちの給湯器カバーの色に目をつけたらしい。
「(このマンション内では)お宅だけカバーの色が違いますよね」
「えっ、そうなんですか?」←知らなかった
「そうなんですよ。
他のお宅は白なんですけど、こちらのお宅のカバーは薄いベージュなんですよね」
「そうなんですか。
給湯器カバーなんて普段見ないから知らなかった」
「まぁ、そうでしょうね。
いちいち見ませんよね
で、お宅のこの色なんですが、1万円なんですよ」
「は?」
「カバーをこの色にするためには、工事料金とは別に、1万円払っているはずなんです」
「払った記憶はありませんが」
「払っているはずです」
このあと、
カバーの色ごときに1万円も払うくらいだから、リフォームもやりますよね?
リフォームにもお金をかけますよね?
的なことを言いながら、グイグイと迫ってきた。
私はこういうグイグイ系の人は苦手なので、本来ならその場で断るんだけど、我が家はその頃ちょうど浴室のリフォームを検討中だった。
すごいタイミング
この会社はマンション内の別の家で、しかも複数の家でリフォームの工事中だったので、おそらく怪しい会社ではないだろう。
じゃあ、いいかな、と思って頼もうとしたら、なんと向こうからストップが
「今日はこのまま帰りますので、ご主人と話し合ってから連絡してください」
と言って名刺を差し出してくる。
「いま決めちゃって構わないんですけど」
「いいえ、ご主人ときちんと話し合って決めてください。
よくあることなんですが、奥様が納得して契約しても、あとになってご主人から納得がいかないとか許可した覚えはないとか言われてキャンセルになったりするんです。
ですので、ご主人の了承を得てから、この名刺の番号に電話してください」
はい、終了。
一応名刺は受け取ったけど、注文はしない。
だって私は業者に電話をかけることが大の苦手なんですもの。(←コミュ障気味)
だから「いま決めます」って言ったのに
2社目の営業マンは、いかにも
どうせダメだろうけど、一応来てみました。
上司がうるさいから。
という感じの人だった。
不貞腐れているわけでもなく、やる気がないというわけでもなく、「断られるに決まっている」と確信している感じ。
しかし上司からは行けと言われているから、行かないと、みたいな。
微妙な空気感だ
とはいえこちらはリフォームの検討中だったから、一応話を聞いた。
そのうち脈アリと判断した営業さんは
「では、このまま見積もり担当の者にバトンタッチしていいですか?
今から連絡すれば、20分ほどで到着します」
と言ってきた。
「いいですよ」
「ご主人に確認を取らなくていいんですか?」
「大丈夫です」
「では」
本当に20分後に現れた見積もり担当の人は、浴室内の寸法を測ったり壁の色や材質の説明などをしながら、不安そうに
「ご主人に確認を取らなくていいんですか?」
と聞いてきた。
4回も。
「大丈夫です」
「夫は仕事中なので電話できません」
等と答えていたんだけど、向こうは不安を隠さない。
決定権は私にあるので大丈夫なんです(←事実)と言いたいが、掃除のズサンな主婦(←前回参照)の言葉を信じてもらえるかどうか分からない
あまりにも向こうが心配するので、ダメ元でダンナにラインを送ってみた。
即、OKの返事が来ましたよ。
仕事暇なのか
「ラインで連絡つきました。
OKだそうです」
と私が言った時の、向こうの喜びっぷりはすごかった。
アメリカ人でもここまで大袈裟に喜ばないだろうと思われるほどの喜びよう。
そんなに不安だったのか
1社目の人も言ってたけど、本当にご主人からの契約取り消しってやつがあるのね
妻に決定権がある家ってそんなに少ないのかな
っていうか、うちの場合は私に決定権があるというよりは、ダンナが何も考えてくれないから私が決めざるを得ない、が正しい表現なんだけど。