勉強していて、設計の段階で安全性を重視して建材などの選定
をしてくれるのですが、どうして工事が始まると設計変更されて
しまうのでしょうか?
原因1、入札の為に設計書と図面が配布され、それを元に入札参加
ゼネコンが、札を入れる金額を弾くのですが、設計書に従来の
製品でない物が設計されていても無視して従来品の価格を入れ
応札金額を決定してしまう事がある。入札は落札してなんぼ
ですから、受注の為に多少の事は目をつぶる。
いざとなったら、利益を確保した残りの金額で発注すれば良い。
下請けは叩くべし!となるケースが多い。
この場合、設計された物が安全性の高い商品で価格もそれなりに
高いと、
1、利益が圧迫されるので業者に予算が無いと言って協力させる。
すると
業者はほとんど手間賃が出ない位の金額で請け負っている
のに更に叩かれては生きていけないので、設計変更を最初に
申し出ます。
そこで
2、ゼネコンが現状予算では無理だと判断すると、業者に同等品で
安く出来る製品を提案させ、役所に設計変更を申し出る。
設計変更の製品が、元設計の製品と本当に同等であれば問題
無いのですが、安く出来る製品はやはりどこか抜けている場合が
多く、質が低下してしまう事がしばしばあります。
例えば
本当にゼロVOCの製品を採用した場合、カタログ上はゼロVOCで
本当はゼロVOCでない製品に変更する事で実施価格を下げる。
国産品のMSDSは使用している成分を100%記載しなくても
よい事になっている、また業界でゼロVOCの定義を勝手に決めて
ゼロVOCの基準を下げているので、有害化学物質が含まれて
いてもゼロVOCとして堂々と販売している。そこを利用して設計
変更してしまう。
3、設計変更がダメな場合
業者にとっては死活問題になります、高い製品を使わざるを得ない
状況に追い込まれます。
そうなると
泣き寝入り(全てを押し付けられてしまうケース)
誤魔化し・・・水性塗料などは希釈のパーセントを大きく超える水で
薄めて、使用材料を減らして帳尻を合わせる。
施工の精度、材料の精度が落ち、建物の寿命が短くなり
シックハウスや シックスクールが発生する可能性が高
まってしまいます。
いろんな事が複合して発生するのです。
シックハウス